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白熱対談「公共哲学×システムデザイン・マネジメント 東西世界観の統合」

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慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 公開講座         白熱対談「公共哲学×システムデザイン・マネジメント 東西世界観の統合」  前野先生と小林先生の白熱対談は、今回で二回目です。  ※正しくお伝えできない部分がございますが、八田の力量の問題をお詫び致します。  慶應SDM  は、ただの勉強学校ではありません。  その学生の活動領域は言うに及ばず、福澤先生のように社会変革運動のコアを立ち上げ てしまおうという社会変革型の大学院です。     幸福革命  効率優先で行き過ぎた市場経済中心の社会から、どのようにしたら人間の幸福・美徳を 心から追求する社会に変えていけるのかということを問う、極めて勇気のあるメッセー ジ性の高いワークシヨップでした。    前野先生  が冒頭から発言し・・、我々人間が主体的に行動していたと思っていた。  その意識というものは、無意識下の活動(知情意)に大きく依存しており、  この情報を遅れて反応している上に、自分で判断していると錯覚していた。  人間はこの 受動仮説 の基で動いている。  人間にとって、そもそも世界は無・空であり、ならば束縛はそもそも無いのだから  全ての人が、自由にチャレンジして生きる事が可能であるはず・・。  そして幸福の研究と公共哲学の研究から、将来のイノベーテイブな活動を引き出したい との思いが伝えられました。  小林先生  は、慶應大学の特別招聘教授になられました。  そしてシステムデザインマネジメントの視点に立って、大きく俯瞰して哲学を論じて下 さいました。  最近の哲学は価値観の多様化の中で権利中心の議論になっていて、本来の哲学を  失っているとの指摘から始まり・・・。  従来の哲学界にコミュタリアンの思想が大きな変革の潮流になりつつあることも指摘さ れました。  さらに、近代の市場経済中心に傾斜した背景にある、近代哲学の問題をギリシャ時代の  対話型哲学 (ソクラテス、プラトン、アリストテレス)の源流に立ち戻る事で、美徳型 の哲学の復権を目指す事が可能であるという持論を発表されました。  共同宣言  これは、従来の西洋近代哲学を超えて、東洋の仏教思想とあわせて東西