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戦略的学習能力、高度な問題解決力 にシステムズエンジニアリングが活用できるはず

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戦略的学習能力、高度な問題解決力 にシステムズエンジニアリングが活用できるはずだと 思います。 The Future of Skills: Employment in 2030 に記載された項目の中で、1.戦略的学習能 力、9.発想の豊かさ、16.高度な問題解決力、20.判断力・意思決定力 が目につきます。 その 戦略的学習能力や高い問題解決力 に、システムズエンジニアリングが活用できると いうことを考えてみたいと思います。 資料はこちら 畑村洋太郎教授(出典:失敗学のすすめ、創造学のすすめ)や田村学教授(出典:深い学 び)の論説を考察し、自分で体験したことを総合すると、システムズエンジニアリングは、 「戦略的学習能力、高度な問題解決力」を支援することが可能であると思うようになりまし た。 Step1: 構造化のための対話ツール(慶應SDM)による訓練によって、メタ認知が大きく醸 成される Step2:メタ認知がさまざまな場面で活用され、宣言的知識、手続き的知識、条件知識などが 複雑につながり、生まれ、高度な構造化が起こる。学習することで知識獲得や問題解決の世 界観が広がる。 Step3:ある段階で励起状態、駆動する知に移行することで、能力(思考力、判断力、言語能 力)が発現されるような状態になる。思考力という厳密なものは無いとされている。 Step4:システムズエンジニアリングのメタ設計(メタ思考)プロセスを学習・実践するとワ ンランク上位の思考力を獲得する機会を得ることができる。俯瞰的、仮説的(アブダクショ ン的)、同時進行的、インサイト、検証的、、、しかも皆が共通言語として活用できるよう になると、領域横断に使える知を活用できるようになる。 Step5: 曖昧なブラックボックス状態の課題であっても境界を定義して検討することで、ブラ ックボックスからホワイトボックス化するアプローチ手法です。しかし、あくまでも実行す るのは、自分の考える力・学習力・検証力がないとダメです。畑村教授はスタートからゴー ルまで自力で考える「思いつきノート(わからない→わかる)」を失敗学会で提唱されてお られます。「思いつきノート」の持つプロセスは、システムズエンジニアリングのプロセス と似ていると思いました。 Step6:7段階熟達モデル、UK Systems Engineering...