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マシュマロチャレンジを甘く見ないでください 思考力を高めるステップアップコーチ7 

 マシュマロチャレンジを甘く見ないでください  思考力を高めるステップアップコーチ7 マシュマロチャレンジを甘く見てはいけない、先が読めないおじさんになってしまう可能性があります。2013年当時57才のおじさんがマシュマロチャレンジの洗礼を受けてショックを受けました。TEDビデオを見てさらに打ちのめされました。 10年が経ちますが、自身としてあまり進歩していないことに焦りを感じます。 一般に、活動の初期段階で何を学べるかは大きいです。 マインドセットを付けましょうという啓蒙で終わる話でもありません。 本件に、具体策が存在することをご存知でしょうか。 (少し抽象度が高い方法ですが、破壊的です。素人の駄文ですが何かのヒントになれば幸いです) マシュマロチャレンジは完成形(why、what)がかなり予想できる中で、具体的構築を試行錯誤的にHowをトライします。 システムズエンジニアリングではシステム開発の初期段階で、企画ステージを検討します。情報がほとんどない企画ステージの段階でVモデル設計を何度も回すには、持ち得る知識に加えて、集中力、想像力、洞察力、シュミレーション力、課題設定力、アーキテクチャー力が総合的に試されるように思います。その重要性、時代的な意義を強く実感するようになりました。 システムの最終運用段階とシステム構築段階とシステム設計段階は、時間軸から見てもそもそも時間的にも空間的にも異なる事象です。未完成の時に、これらの最終形を俯瞰しながら、一体の設計空間としてイメージして考える習慣ができるとそれは凄いことになります。要求の連鎖としても一体のものと見て、全体最適のデザインをして、具体世界(検証)と抽象世界(モデルデザイン、思考)を同時に行きつ戻りつスパイラル実行します。こういう思考を競合にされたら、ひとたまりもありません。先読み、差異化、5-10年先戦略、、を隠れて打ってこられては、ひとたまりもありません。 私は、空手をしていましたが、基礎訓練はやっている時に、意義をあまり感じませんでした。ある程度の段階になり、無意識に技が出るようにになると、一気に視界が開けてきました。別世界がそこにありました。 システムズエンジニアリングを学習し始めた当時は、なぜ学ぶのか? 効果はどうなのか? が全くわからず苦戦しました。全くイメージが湧きませんでしたが、最近いろ...

「システムとしてデザインするイノベーティブな人材」をどうしたら体系的に育成できるのか? 

私は、旭化成元フェローの山下昌哉氏の素晴らしい業績(※1 恩賜賞 電子コンパス開発)に出会い、それを学ぶにつれて、イノベーションアーキテクトしてふさわしい方だと思っています。現在、自社の中でイノベーションアーキテクト研究会※2(山下昌哉氏、橋本治氏、八田孝)を運営する中で、多くの教えをいただいています。 山下さんはイノベーション思考の普及努力を続けています。しかし「イノベーターの知を伝搬」しようとしても難しい現実があります。関心を示していただいても仕事が繋がらなかったり色々です。日本認知科学界会元会長 鈴木宏昭氏は、「知識は伝わらない」ものだ、「知識とは構築される」ものであると主張しています。それは、「人の認知リソースと場のリソースの相互作用や創発によって生まれるコト的なもの※3」であると表明されています。 「イノベーションアーキテクト研究会は、旭化成元フェロー山下昌哉氏からイノベーションの知見を開示いただき、元NEC研究所橋本治氏からはIT・AI的なアドバイスをいただき、八田孝が運営しています。活動目的としては、(1)未知の課題を解決する知を構築する、(2)イノベータの知を構築する、(3)イントラププレナーの知を構築する等を目指しています。アプローチ手法として、システムデザイン手法、システムズエンジニアリング手法を活かして、「システムとしてデザインするイノベーティブな人材」をどうしたら体系的に育成して、ビジネスで実践できるのかを研究しています。 単に知識を知っているだけでは意味がなく、トレーニングや体験によって、各人の頭や体にインストールされて、やがては局面局面で意識的&無意識的に駆動されるような実践的な知(コンピテンシー、ケーパビリティ)を作らなければ、意味がないと話をしています。活動する人が、本当にそれをしたいのかも継続性にかかわってきます。 本研究の整理において参考にさせていただいているのが、経済産業省の「未来の教室」実証事業の1つである「顧客の「横断的体験」を生み出せる「システムデザイン人材」を育成する講座の開発※4」です。組織として達成したい高いケーパビリティ(スキル習熟度レベル)を獲得するために、4つのスキル標準フレームワークを習熟していくアプローチを展開しています。スキル標準フレームワークはさらにスキルカードに展開されており、そのカード単位にハードス...

「考えるチームを育成する研究」 V1.0一部

 「考えるチームを育成する研究」 V1.0一部   ※留意事項・連絡先 現在、企業向け研修や共同研究を実施中。 ご関心がございましたらご連絡ください。 チーム・シンセシス・ラボ株式会社 代表取締役 八田孝 hattat@team-synthesis.com https://home.team-synthesis.com タイトル 「考えるチームを育成する研究」V1.0 「考えるチームを育成する研修開発と普及」V1.0 〜考える力を高める自分成長の道具と使い方を開発する〜 背景 私は「わからない」問題にぶつかると思考停止になってすぐ撤退をしていました。本屋に飛び込んで、これぞという本を見つけては、本当の自分に嘘をついていることにも気づかず安堵していました。答えがそこに無いことがひたすら不安でした。 どうすれば、人は「わからない」状態から「わかる」状態に移行することができるのでしょうか? AIが既存知の範囲内であれば、与えられた「問い」に対して世界中の知識と機械学習を使って、それなりの論理を生み出してくれる時代になりました。検証は必要ではありますが。 私達は積極的に「問い」を創り、課題・目的を生成して、自らアイデアを探索しつつもAIにも探索してもらい、適切な問題解決を生み出す能力が一層必要になっています。21世紀型の戦略的学習能力をどう獲得したらいいか課題です? 目的 ものごとを「考える力」「課題を解決する力」「課題をデザインする力」は、その人が「よりよく考える習慣」を獲得することによって段階的に成長して、熟達していくものと考えます。そこで、「多様な専門チーム」の中で「考える力を高める自己成長の道具と使い方」を開発実践していきます。これは次世代につながる社会的課題と考えます。 当面は、抽象度の高い思考を徐々にBaby stepを繰り返して、思考態度が変わっていった体験をベースにして、レベル1〜3をターゲットに進めます。 解決策 基本的な考え方 「知る、使う、検証する、実践する」というサイクルを回す 思考において、専門知、方法論、認知的知、場知識等の全てのふるまいや相互作用を知の生成に生かす 基礎的思考と方法論を理解する 多様なメンバで対話的、協調的に学ぶ 使う時に、ワークショップProject Based Learningを用いる 実践する時に、実践的Real ...

思考力を高めるステップアアップコーチ5

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 思考力を高めるステップアアップコーチ5       昨今、GPT-2での小説執筆にトライしたり、ChatGPTでアイディエーションした結果を     Midjourney  でお絵描きしたり、世間が賑やかになってきました。     web掲載の記事 「 AIが急速に進化・普及する時代に、人材が拡張すべきスキルは何か」  (2023年2月24日 shiRUto)によれば、これからは進化するAIを使いこなして     Creativityを発揮すべき時代にあると主張しています。  これからの人間をとりまく環境は、AIなどによる情報空間化が加速していくなかで、  人間はAIを使いこなすスキルが求められているようです。  以前、私は日本元気塾セミナー 「例外にこそ本質がある!」~研究者が考える未来の  クリエイティブ~石川善樹(医学博士)×米倉誠一郎(日本元気塾塾長) 2015年10月  07日を受講した時に、石川善樹氏はスラム街であっても元気な子供達がいる事例を  取り上げて、「規則性を逸脱した例外の中にこそinnovationの種が存在する」と主張  していました。そのような研究テーマであっても、石川氏は8つのCreative Process  の中で、AIが得意な領域について指摘していました。(筆者が黄色に着色)      2つの知見には共通点が多いです。    どうしたら多忙な生活の中においてこれらの一連のスキルを獲得し、AIに情報収集     やアイデアの組み合わせを指示することができるようになるのでしょうか?     1.問いの発見     2.知識の獲得      3.関連情報の収集     4.熟慮     5.アイデア      6.アイデアの組み合わせ     7.ベストアイデア     8.アイデアの実現化・検証              私は、システムデザイン、システムズエンジニアリングという設計手法を     学んでいますが、根幹は「思考力を高める」、「考える力を高める」、    「創造的な問題解決力を高める」ということがベースになっています。    そして、これらの獲得こそが、AI時代の社会課題に貢献すると考...

戦略的学習能力、高度な問題解決力 にシステムズエンジニアリングが活用できる 2

 戦略的学習能力、高度な問題解決力 にシステムズエンジニアリングが活用できるはず 2 以前、気が付いたことですが、、。 初めての授業では没入していて気がつきませんでしたが、、 それは、時間軸俯瞰についてです。 システムズエンジニアリングは、付箋紙を使いながらワークをしていきます。 対象とするシステムを明確にしたいと意識したあとに、、ライフサイクルを作成します。 まだこの世に生を受けていないシステム、そのシステムを作り出す作業をします。 システムが生まれてから死ぬまで、、 「企画ステージ、設計ステージ、構築ステージ、運用ステージ、更新廃棄ステージ」 各ステージ毎に、意味俯瞰、時間俯瞰、空間俯瞰を繰り返して、デザインは進みますが、、 このライフサイクル、これからおこる 未来 がひとつの物理空間、思考空間として表出しています。 時間は、現在から未来にすすみ ますが、、 ワークは、未来(ゴールの運用ステージ)を変えると、関係して現在(に近い部分 企画・設計・構築)も変わりますので付箋紙で修正します。自社の弱点を補う戦略を意図的に仕込むことも可能です。出来あがったら、順に実行していけば、狙いのシステムができあがります。 これから起こるできごと(現在、未来、過去)を事前に変えていくことができるアプローチ手法であるとも言えます。しかも、上流から要求を取り出せます。 これって、すごいと思いませんか? (友人の転職に関するアドバイスをしていて、現状案と転職案を考えていて、自分でゴールを変えて、変えたゴールを達成するプロセスを手持ちの資源を相互活用させながらデザインする話で盛り上がりました。) 2023.3

伝統芸能では、型は教えない

伝統芸能では、型は教えない 「システムズエンジニアリングは1つの型である」と授業で説明を受けました。 すごく印象に残っています。私が大学時代に空手をやっていましたので、型の 学び方を経験していましたので、自分なりに学びとっていく「型」としての 「武道の学び」と「システムズエンジニアの学び」を比較しながら、学び続けて いきたいと思っています。そして、AIに負けない思考や構想力をつける方法を 社会に活用したいと考えています。 そんなおり、以下の記事を拝見しました。   出典:前野隆司 「日本の将来を語る」 2020.2    日本教育 アンチAI的に言うならば、AIにはできないことをすることである。 1. AIは大量に事例・正解がある問題を解くことである。      AIに代替されない仕事とは、大量の事例のない仕事。個性と独創性を     発揮して、自分らしく、人と違ったことをする。 2.「型にはまった浅い学びはAIに奪われる」   「主体的で対話的な深い学び」が重視されつつある。     能動的・双方向的で個性と独創性を生かした深い学びはAIに    奪われない。    どうすれば、より深く教え、より深く学べるようになるのか? 「教えないことだ」   型にはまったマニュアル通りの教え方をしない。。   これを徹底していくと、教えないことに近づいていく。   伝統芸能では、型は教えない、見て学べ   日本の教育は美と技と心を磨くこと   精神性の淘汰を目指して心を磨くこと   社会に役立つことを通じて心を磨くこと   各自が、精神性、創造性、感性、個性を高めて心を磨き、精神性を高める。  結果、よい仕事を極めることができる。   当然ながらAI には負けない。    未知なる人間性の高みを追求することこそ、これからの人間の目指すところである。 叡智を結集するテーマである。 出来上がるものは個性的なものであると思います。 2022.1

思考力を高めるステップアアップコーチ3

  思考力を高めるステップとして、、 まずロジカル思考、ロジカルシンキングを日常的に使いこなす習慣を作りましょう。 もし、そこで限界を感じるテーマが出てきたらシステムアプローチを学びましょう を提案します。 その理由は、ロジカル思考が使えるようになると、無意識に獲得したスキルや暗黙のイメージ が身体知となって、自動的に使える状態になります。 八田のも大学時代空手をやっていて、茶帯になった当たりから、型の訓練から、無意識に 技が発動する感覚を覚えています。 もし、ロジカル思考が使えるよう状態になっていれば、ロジカル思考で限界を感じて いざシステム思考を学ぼうとしたときに、ベースの問題解決習慣がある人は、 得をします。 「ああ、あのことは、そのことにつながるのね、だからより良い解決策がシステムアプロー チではできるのね?」 言われなくても、自然にわかります。 八田は、ロジカル思考を鍛えていませんでしたの、慶應SDMを卒業しても、2段階にわたる 思考獲得のチャレンジになりました。大変です。 例:So Whatが使えると?   So Whatを日常的に使いこなしていると、抽象化、言語化、帰納的思考に   慣れていることになります。   また、漠然とした新しい課題に着目した時に、その境界を意識しながら、   どう一言で言ったらいいかなど、、、。 それって、課題的を言えるという   道を開きます。さらには、目的を意識した帰納訓練にもつながります。   結局は、メタ認知力を鍛えることだと思いますが、、    例:・・・山のように、ステップアップに繋がるスキルがあります 思考力を高めるステップとして、まずロジカル思考を日常的に使いこなす習慣を 作りましょう。 矢野先生 論理トレーニング101題とかもありますが、多忙なビジネスマンには、 もっと簡単な習慣づけから始めましょう。 まずは、習慣です。 ※市民がシステムズエンジニアリングを活用する社会を目指すための、  ステップアップコーチング 2022.2.26 

思考力を高めるステップアアップコーチ2

  思考力を高めることは、VUCAの時代の 生きる力 を創り出すと信じています  先日4日に、ヨガの先生にステップアップコーチングをさせていただきました。  正確には、教えながら、学びをさせてもらいました。    達成したい社会課題を強くお持ちです。  どう問題を解決したいか考えています。  無意識に解決を求める 意識状態 になっています。  2極ブレストとバリューグラフを使って、ヨガ先生の問題意識の可視化を行いました。  漠然とした表出化・言語化から、意識した表出化・言語化を通じて、  加速度的に、出てくる言葉がイキイキと明確になってきます。  自分から出てきた言葉、対話で他者からでてきた視点に、大変気づきを  得ていました。    日常的に無意識に発言している言葉の中に、実現したい世界観 や   大切にしている価値観がどんどん出てきます。  他者からの指摘であらためて、「エー、これが私の大切にしている価値観なんですね。」  とか気づいてくる。ストレス予備群の悩みの解決に つながり そうな付箋紙も  出てきています。  ・・  八田は思いました。この人は、センスがいいなあ。2013年慶應SDMでブレストした時に  は、八田はビジネスマン時代の鎧が脱げず、発想も飛ばず、論理力の弱さにくじけて  いましたので・・・  ビジネスマンの皆さん、新しい発想とは、目の前のことを 新しい視点で見直す力  から生まれます。気づきとか、俯瞰力とか、全体を一言で言い当てる、、、。  思考力を高める前に、自分自身のセンサーを磨く必要がありそうです。    思考力を高めるための 方法、要素、態度、訓練、、などを体験をもとに  つぶやいていきます  ※市民がシステムズエンジニアリングを活用する社会を目指すための、  ステップアップコーチング  2022.2.6   以上      

イノベーションアーキテクトは「思考プロセス」を求めている

1.イントレプレナーの流儀   旭化成の高度専門職として「グループフェロー」「シニアフェロー」を務め、現在 BtoB の製造業における新規事業創出に必要な「思考プロセス」の研究・開発を進めている山下氏。自身の経験から得たイノベーション思考を抽象化して、再現性の高い思考プロセスに落とし込もうと努力していることが、webサイト 「イントレプレナーの流儀」 で発信されています。 弊社は、山下シニア イントレプレナー(イノベーション アーキテクト)の長年のイノベーション成果を「思考プロセス」として振り返る貴重な機会に参加させていただき、ワークショップやシステムズエンジニアリング活用などの議論をさせていただきました。 2.出会い  2016年11月富士ゼロックスさまが主催したバーチャルハリウッド協議会のワークショップ講師として、コンセプトフレームワークのファシリテーションを実施させて頂いたことがきっかけで、お付き合いが始まりました。イノベーション創出のための「思考プロセス」の研究・開発の基盤として、SDM学(システム✕デザイン思考、システムズエンジニアリング)が活用できるのではないかということでした。  「思考プロセス」の対話では、イノベーション創出のフレームワークの開発に、SDM学がどう活用できるかの議論を行いました。ワークショップを行ったり、私の苦労談(統合CADシステム開発をした時にシステムズエンジニアリングのような異分野横断の開発方法論を本当に必要としたこと)やシステムズエンジニアリングの効用(多視点で同時並行の思考空間を獲得することができる能力獲得)などの話をさせていただきました。 3.今後の期待 弊社は、システムズエンジニアリングを次世代の問題解決方法論(思考行動プロセス)として、自由に活用できるケーパビリティの高い人材の育成に、貢献していきたいと思っています。                                       以上

「わからない」けどつくりだす

    「わからない」けどつくりだす   これは、畑村洋太郎教授の著書  畑村式「わかる」技術  の一説を引用させていただきます。 ある大手メーカーの社長が入社面接で、「ところで君、この部屋に来るまでに、階段を何段登ったかわかりますか?」と聞くそうです。 その意図は相手が大体の数の大きさをつかんでいるかどうか?  あるいは、正確な答えを知らない場合、その場で必要な数量を自分でつくれることができるかどうか、を見るのが目的ということでした。 必要な数量を自分でつくれないような人は、技術者にもなれない、会社の経営もできないということでした。 (学習1. 課題が明確な時に、解決に必要な 数量 を見つけ出せる人)     一方、A社のお仕事でお会いしたイノベータの方の行動力・思考力の話をさせていただきます。 課題は創り出すものだというということを盛んにおっしゃっていました。 すごいと思ったのは、難題に取り組んで行くときに、その難題がさらにいくつかの  わからない 課題 に展開されて行きます。 その わからない 課題を絞り込んで、言語化する集中力がすごいです。 たくさんのアプローチ手段を頭の中に持っていそうです。 それは、こういう課題として設定すべきなんだ とわかる力が、、。 (学習2. 課題を定義する、筋の良い課題として設定できる人) さらに、その課題の解き方・方略の ヒント を自分で行動しながら見つけ出すセンスもす ごいです。答えを出して妥当性が確保するなら、慣れ親しんだ方法 をいつでも捨てて 新しい方法 をつくり出します。  うまく言えないのですが、新しい解決方法をつくり出すための要求 をつくり出すように、 思えて仕方がありませんでした。 (3.課題解決の方法を見つけるには、新しい解決方法をつくり出すための要求 を定義する という再帰的思考が重要。システムズエンジニアリングには段階的詳細化という言葉がありますが、、) まさに戦略的学習能力の獲得にほかならないと思います ※要求開発とアーキテクティング ※段階的詳細化 2021.6.19 以上

日本のお家芸「製造業」が「Amazonに大破壊」される日

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  田中 道昭氏の 記事の 日本のお家芸「製造業」が「Amazonに大破壊」される日   で取り上げられている 、アマゾンAWSにおけるB2Bレイヤー構造  という5階層モデルに関心があります。 日本企業として、これらの動きにどう戦略を考えて行くかについては、以下のシンポジウムを ぜひ聴講していただき、研究をしていただけたらと存じます。 < 第1回DADCシンポジウム~アーキテクチャで創る未来社会~ > 開催日時:2021/7/9(金) 13:00-17:00 開催方法:オンライン配信 定員:なし 参加費:無料 ではなぜ、このような レイヤー構造 を用いた思考が、日本企業では発想されないので しょうか?  それは、重要なことが抜けている、教えられていない現実があります。 (経営と思考力) ・経営戦略をレイヤ階層で組み立てることなど 教えられていない ・戦略階層の中に競争相手を閉じ込めて無力化することなど 教えられていない ・戦略レイヤ階層ー機能・物理レイヤ階層ーイネーブラ構造ー階層性ー抽象性 組み立て方 を知らない (抽象と思考力) ・抽象について 慣れていない ・抽象が階層につながっていることに  慣れていない ・階層の関係が思いも寄らない相互作用(戦略)を作り出すことに 慣れていない   (メタ設計手法、俯瞰的問題解決手法と思考力) ・システムとして見る(目的を達成する要素が統合されたひとまとまり) など知らない ・全体(レイヤとレイヤの間の相互作用)と部分(レイヤ)など教えられていない ・目的レイヤー運用レイヤー機能レイヤー物理レイヤ など教えられていない ・イネーブラー構造 など教えられていない ・慶應SDMで教えている システムズエンジニアリング など教えらていない  従って、思考できない → メタ設計手法を知らない → DX経営戦略が組み立てられない 日本のビジネスマンの 思考力シフト を急ぐ必要があるとは思いませんか? 弊社チーム・シンセシス・ラボ(株)ホームページ の 活動内容のパートの 基礎思考力を獲得するワークショップで、この領域について体験学習を行なっています。 以上

戦略的学習能力、高度な問題解決力 にシステムズエンジニアリングが活用できるはず

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戦略的学習能力、高度な問題解決力 にシステムズエンジニアリングが活用できるはずだと 思います。 The Future of Skills: Employment in 2030 に記載された項目の中で、1.戦略的学習能 力、9.発想の豊かさ、16.高度な問題解決力、20.判断力・意思決定力 が目につきます。 その 戦略的学習能力や高い問題解決力 に、システムズエンジニアリングが活用できると いうことを考えてみたいと思います。 資料はこちら 畑村洋太郎教授(出典:失敗学のすすめ、創造学のすすめ)や田村学教授(出典:深い学 び)の論説を考察し、自分で体験したことを総合すると、システムズエンジニアリングは、 「戦略的学習能力、高度な問題解決力」を支援することが可能であると思うようになりまし た。 Step1: 構造化のための対話ツール(慶應SDM)による訓練によって、メタ認知が大きく醸 成される Step2:メタ認知がさまざまな場面で活用され、宣言的知識、手続き的知識、条件知識などが 複雑につながり、生まれ、高度な構造化が起こる。学習することで知識獲得や問題解決の世 界観が広がる。 Step3:ある段階で励起状態、駆動する知に移行することで、能力(思考力、判断力、言語能 力)が発現されるような状態になる。思考力という厳密なものは無いとされている。 Step4:システムズエンジニアリングのメタ設計(メタ思考)プロセスを学習・実践するとワ ンランク上位の思考力を獲得する機会を得ることができる。俯瞰的、仮説的(アブダクショ ン的)、同時進行的、インサイト、検証的、、、しかも皆が共通言語として活用できるよう になると、領域横断に使える知を活用できるようになる。 Step5: 曖昧なブラックボックス状態の課題であっても境界を定義して検討することで、ブラ ックボックスからホワイトボックス化するアプローチ手法です。しかし、あくまでも実行す るのは、自分の考える力・学習力・検証力がないとダメです。畑村教授はスタートからゴー ルまで自力で考える「思いつきノート(わからない→わかる)」を失敗学会で提唱されてお られます。「思いつきノート」の持つプロセスは、システムズエンジニアリングのプロセス と似ていると思いました。 Step6:7段階熟達モデル、UK Systems Engineering...

今の日本人には、システムズエンジニアリングは死活的に重要ではないでしょうか?

   今の日本人には、システムズエンジニアリングは死活的に重要ではないでしょうか? 私はシステムズエンジニアリングの初級者ですが、企業人にもっと知ってもらいたい と思っています。それは、根本的に問題に向き合う  思考態度  が違うからです。 慶應SDM入学以前の私  自分が関心があり取り組まなければいけない問題・課題が目の前にあるのに、 「わからな い」、「知らない」  という理由で、不安に耐えきれず、  思考停止 していました。  結局、見送ることが多かったように思います。 慶應SDM卒業後の私 「わからない」、「知らない」  ことに対しても、まずは仮説的に考えていく姿勢です。 (個々のドメイン) 知識に依存することなく、 解決方法を考えていく。  仮説的で、メタ的な、アプローチ方法 の視界が開けていることを知りました。  それは、その人の 考える力 (メタ知識が駆動された状態)を先人の英知 をお借りして、飛躍的に高めるツールであると思います。 今のビジネスマンに、  その  思考態度  を知って使って欲しいのです。 システムズエンジニアリングは、 思考態度   思考方法  を変えます 2021.6.8 以上

システムズエンジニアリングはビジネスモデルの探索思考にきわめて有効である

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   今日、 がっちりマンデー  を見ていて気がついたことをアップします。 社長が苦労の末に獲得した経営でフル活用している思考は、システムズエンジニアリングの 思考と類似性があるということです。 「Systems Engineeringがビジネスモデルの探索思考にきわめて有効である」という 着想メモをアップしました。 着想メモ (クリック) (イメージをお伝えするために、タイムリーにアップしたものですので、全てが埋められていませんし誤読があるかもしれません。) 社長とは、「課題発見から始まり、課題定義、解決策探索、具体化、検証」がワンセット で思考しているのでは無いかと本当にびっくりします。 並行的・同時進行的によどみなく生まれてくる「仮称:経営メタ思考力」を発揮している ように見えます。 一方で、「システムズエンジニアリングとは、得たいモノを明確にして、その創り方を明確 にして、QCDの最適化を支援するというメタ設計手法」です。 夢のような考え方に、初めて出会った時は、耳を疑いました。 これを使いこなす能力をつけないといけませんが、高度に活用している人を見ると、 まるで、掛け算九九のように無意識に滑らかに思考しているようです。 私はまだボチボチの状態ですが、習い始めた時のゴツゴツ感が少し解消してきています。 社長が苦労の末に獲得した経営でフル活用している思考は、システムズエンジニアリングの 思考と類似性があるという話でした。 2021.6.6

システム思考とデザイン思考の用語や概念を俯瞰的に理解活用できるよう目指したい!

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  システム思考とデザイン思考の用語や概念を俯瞰的に理解活用できるよう目指したい! 聞き慣れない違和感のある言葉だらけですが、、、 ワークショップやファシリテーション体験、重要書籍の筆者の体験ロジックを通じて、入門学習者には無かったスキーマを作り出すことを続けることで、システム思考やデザイン思考 を相互に活用できるように努力する必要があります。ある時、全てが一つのリアリティを 持った思考として動き始める日を目指して学習中です 原理原則の概念を経験的、体系的、螺旋的に習得する システム思考やデザイン思考、システムズエンジニアリングには、要素還元主義の限界 打破という歴史的な要求がある メタ認知的知識とメタ認知的行動、目標・方法・道具・制約 課題発見、課題定義、探索、具体化、検証 良定義問題と不良定義問題、一般的問題解決と創造的問題解決の違い 発散・収束の思考プロセス、アウトプットとインサイト 思考、論理、分析、推論、仮説検証、演繹法、帰納法 ロジカル思考、ピラミッド思考、クリティカル思考、システム思考、デザイン思考、 俯瞰的(鎧を脱ぐ、離見の見)、系統的、多視点、具体と抽象、構造化、可視化、 シフト 集合知、プロトタイプ、楽観主義、Fail First、 目的ー手段、目的ー機能ー物理、目的ー運用ー機能ー物理ー検証、視点とイネーブラー Do the right thing. Do the thing right Concern , View Point , View , Architecture, 意味軸、空間軸、時間軸 ライフサイクル、コンテクスト分析、ユースケース、機能、物理、検証 システム思考やデザイン思考を活用して、複数の視点から俯瞰的で並行的に未知の問題を解決するための能力を開発する。                                                                                 ...