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戦略的学習能力、高度な問題解決力 にシステムズエンジニアリングが活用できる 2

 戦略的学習能力、高度な問題解決力 にシステムズエンジニアリングが活用できるはず 2 以前、気が付いたことですが、、。 初めての授業では没入していて気がつきませんでしたが、、 それは、時間軸俯瞰についてです。 システムズエンジニアリングは、付箋紙を使いながらワークをしていきます。 対象とするシステムを明確にしたいと意識したあとに、、ライフサイクルを作成します。 まだこの世に生を受けていないシステム、そのシステムを作り出す作業をします。 システムが生まれてから死ぬまで、、 「企画ステージ、設計ステージ、構築ステージ、運用ステージ、更新廃棄ステージ」 各ステージ毎に、意味俯瞰、時間俯瞰、空間俯瞰を繰り返して、デザインは進みますが、、 このライフサイクル、これからおこる 未来 がひとつの物理空間、思考空間として表出しています。 時間は、現在から未来にすすみ ますが、、 ワークは、未来(ゴールの運用ステージ)を変えると、関係して現在(に近い部分 企画・設計・構築)も変わりますので付箋紙で修正します。自社の弱点を補う戦略を意図的に仕込むことも可能です。出来あがったら、順に実行していけば、狙いのシステムができあがります。 これから起こるできごと(現在、未来、過去)を事前に変えていくことができるアプローチ手法であるとも言えます。しかも、上流から要求を取り出せます。 これって、すごいと思いませんか? (友人の転職に関するアドバイスをしていて、現状案と転職案を考えていて、自分でゴールを変えて、変えたゴールを達成するプロセスを手持ちの資源を相互活用させながらデザインする話で盛り上がりました。) 2023.3

2022 ミッション・ビジョン・バリュー 

 1.ミッション 個とチームの創造的な感覚と問題解決力を成長させ、チームと組織の学習迅速性を獲得し、生き生きとした社会価値をつくり出すことに貢献します。​ 2.ビジョン AIの加速度的な進歩は、現実と非現実が融合する形で進んでいます。そして、次世代の社会課題は、ますます「大規模化、複雑化、領域横断、不確実化」しています。これらの課題発見、課題定義、価値創造、解決策づくりは、人間がリーダーシップをとって、AIを手段として活用していく時代となります。 次世代の人材や組織は既存の延長線の思考では無く、「異なる要素」をつなげて「新しい価値や機能」を創り出す、「創造的思考力」、「次世代方法論」を自由に操る個人、チーム、組織によって実行されます。 3.バリュー システムデザイン手法を用いて「チームが創造的に問題解決を行い、多様な専門性を総合して新しい体験価値」を生み出します。そして生涯学び続けるマインドや戦略的学習能力を醸成します。 特に「全体と部分を俯瞰して、要素間の新しい関係性やふるまいを創出するようなシステム思考」と「人の多様性や集合知を活用したデザイン思考」の相互作用をシステムアプローチによって生み出します。 2022.11.15 チーム・シンセシス・ラボ株式会社

社員の戦略的学習能力、システム思考・デザイン思考のステップアップコーチング

「 社員の戦略的学習能力、システム思考・デザイン思考のステップアップコーチング」 について考えていきたいと思います。ご意見やアドバイスをお寄せください。 1.目的仮説 1.1 「知識主導の問題解決習慣」から、「知識がないにも関わらず解き方を考える思考習慣、out of boxなアイデアを出す思考習慣」を持った人材を創り出したい。専門横断の領域の問題に直面して、仮説的に課題を定義して、解決に必要な知識・スキルを定義し、内外から調達しながら創造的な活動をしていく能力をもった人財を創りたい 1.2 ベースにシステム思考、デザイン思考、システムズエンジニアリングを置く 1.3 学びながらビジネスやライフに適用し、変容しながら絶えず成長してく習慣づくりとは ※一番いいのは教えないことかもしれない。しかし、必要性を意識した時に、私のように 56歳の人もいるかもしれない。学習加速のためのイメージやヒントは社会課題解決のために許されると思う。 2.ターゲット層 2.1 イノベーションアーキテクト候補者 2.2 ビジネスで成果を出したい人 2.3 well Beingな社会を作るために、生涯学習スキルを開発したい人 3.思考行動のステップアップ 3.1一般的思考の段階 (ステップ1と熟達) 3.2上達を意識する習慣に気がついた人、問題解決思考、メタ思考を意識する段階 (ステップ2と熟達) 3.3システムデザイン思考、システムズエンジニアリングを意識する段階 (ステップ3と熟達) 4.ライフサイクル仮説 4.1 企画:考えながら解き方を考える意義や企画を考えるステージ イノベーション創出をしたい 多大な経験資産を持った有意な人財(例:イノベータ、フェロー、真のベテラン) が退職する時に、考え方や思考態度を引き継げない ビジネスマンが生涯に渡って必要となる戦略的学習力を獲得する必要性 4.2設計:考えながら解き方を考える体験研修を創るステージ 4.3 PBL学習: 学習者が考えながら解き方を学び訓練するステージ(ワークショップ研修) 4.4 RPL現場:学習者が考えながら仕事で解いていくステージ(現場研修)    ※仕事ではリーダー、部下、チーム、外部チームなどの複合チームで、     多様な問題をユニークな方法で解く必要があります。        ...

「わからない」けどつくりだす

    「わからない」けどつくりだす   これは、畑村洋太郎教授の著書  畑村式「わかる」技術  の一説を引用させていただきます。 ある大手メーカーの社長が入社面接で、「ところで君、この部屋に来るまでに、階段を何段登ったかわかりますか?」と聞くそうです。 その意図は相手が大体の数の大きさをつかんでいるかどうか?  あるいは、正確な答えを知らない場合、その場で必要な数量を自分でつくれることができるかどうか、を見るのが目的ということでした。 必要な数量を自分でつくれないような人は、技術者にもなれない、会社の経営もできないということでした。 (学習1. 課題が明確な時に、解決に必要な 数量 を見つけ出せる人)     一方、A社のお仕事でお会いしたイノベータの方の行動力・思考力の話をさせていただきます。 課題は創り出すものだというということを盛んにおっしゃっていました。 すごいと思ったのは、難題に取り組んで行くときに、その難題がさらにいくつかの  わからない 課題 に展開されて行きます。 その わからない 課題を絞り込んで、言語化する集中力がすごいです。 たくさんのアプローチ手段を頭の中に持っていそうです。 それは、こういう課題として設定すべきなんだ とわかる力が、、。 (学習2. 課題を定義する、筋の良い課題として設定できる人) さらに、その課題の解き方・方略の ヒント を自分で行動しながら見つけ出すセンスもす ごいです。答えを出して妥当性が確保するなら、慣れ親しんだ方法 をいつでも捨てて 新しい方法 をつくり出します。  うまく言えないのですが、新しい解決方法をつくり出すための要求 をつくり出すように、 思えて仕方がありませんでした。 (3.課題解決の方法を見つけるには、新しい解決方法をつくり出すための要求 を定義する という再帰的思考が重要。システムズエンジニアリングには段階的詳細化という言葉がありますが、、) まさに戦略的学習能力の獲得にほかならないと思います ※要求開発とアーキテクティング ※段階的詳細化 2021.6.19 以上

戦略的学習能力、高度な問題解決力 にシステムズエンジニアリングが活用できるはず

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戦略的学習能力、高度な問題解決力 にシステムズエンジニアリングが活用できるはずだと 思います。 The Future of Skills: Employment in 2030 に記載された項目の中で、1.戦略的学習能 力、9.発想の豊かさ、16.高度な問題解決力、20.判断力・意思決定力 が目につきます。 その 戦略的学習能力や高い問題解決力 に、システムズエンジニアリングが活用できると いうことを考えてみたいと思います。 資料はこちら 畑村洋太郎教授(出典:失敗学のすすめ、創造学のすすめ)や田村学教授(出典:深い学 び)の論説を考察し、自分で体験したことを総合すると、システムズエンジニアリングは、 「戦略的学習能力、高度な問題解決力」を支援することが可能であると思うようになりまし た。 Step1: 構造化のための対話ツール(慶應SDM)による訓練によって、メタ認知が大きく醸 成される Step2:メタ認知がさまざまな場面で活用され、宣言的知識、手続き的知識、条件知識などが 複雑につながり、生まれ、高度な構造化が起こる。学習することで知識獲得や問題解決の世 界観が広がる。 Step3:ある段階で励起状態、駆動する知に移行することで、能力(思考力、判断力、言語能 力)が発現されるような状態になる。思考力という厳密なものは無いとされている。 Step4:システムズエンジニアリングのメタ設計(メタ思考)プロセスを学習・実践するとワ ンランク上位の思考力を獲得する機会を得ることができる。俯瞰的、仮説的(アブダクショ ン的)、同時進行的、インサイト、検証的、、、しかも皆が共通言語として活用できるよう になると、領域横断に使える知を活用できるようになる。 Step5: 曖昧なブラックボックス状態の課題であっても境界を定義して検討することで、ブラ ックボックスからホワイトボックス化するアプローチ手法です。しかし、あくまでも実行す るのは、自分の考える力・学習力・検証力がないとダメです。畑村教授はスタートからゴー ルまで自力で考える「思いつきノート(わからない→わかる)」を失敗学会で提唱されてお られます。「思いつきノート」の持つプロセスは、システムズエンジニアリングのプロセス と似ていると思いました。 Step6:7段階熟達モデル、UK Systems Engineering...