2020年3月11日水曜日

SHIPでベンチャー経営者に「バリューグラフ」を紹介しました。

本日、品川産業支援交流施設SHIPで、ベンチャー経営者にバリューグラフ(対話ツール)を紹介しました。ご多忙な中に9名参加をいただきました。ありがとうございました。

私とバリューグラフとの出会い
初めて、「バリューグラフ」に慶応SDM公開セミナーで出会ったのは2012年11月頃だったと記憶しますが、初めてワークをした時はうまくできなかったのですが、新鮮な出会いだったのを強烈に覚えています。今回、参加された9名の方もきっと戸惑われたと思います。

当時と今を振り返ると山のようにマインドの違いが出てきます。
・書いた文字が美しくない
・言いたいのに適切な言葉が出てこない
・思考停止に陥ることがある。やっても出てこないと思うことがある。
・目的と手段が混乱する
・目的や手段を出すのはいいが、「抽象度が上がりすぎている」、「下がりすぎている」
 ことにまったく気づけていない
・自分の立場や視点でしか思考していない、アイデアを出せていないことに気づいていない。
・メンバの思考のクセは見えても、自分の思考のクセはまったく気がつかない
・没頭してしまい、全体を見渡して考えることも、新しい関係性を見つける余裕もない
・ワークを楽しくするような「問い」、リズムを生み出すような「問い」、発展していく
 ような「問い」を発していない。
・他人の価値観やアイデアを積極的に活用して、新しい解空間を探そうとはしていない。
   etc


Yahooアカデミー伊藤羊一氏「思考プロセス」(出典:Linkedin)によれば、「Factからすぐ打ち手を考えてしまいそうになるが良くない」、「Fact→構造→分析の結論→とるべき軸と理由→個別の打ち手(具体)の順で考えるべき」、「一足飛びにいってしまうと、Why?が明確にならない、Why?とSo What?を繰り返して明確にすることが大事」といっています。そのためにまず必要なことは「構造化(立体化)しないといけない。」


まさしく対話ツールは、構造化(多視点で抽象度をコントロールして構造化し可視化する)のツールで、具体→抽象→具体のサイクルを支援するもの。
慶応SDMで、「抽象化して少ない要素にして全体を考えるようにしなければ、全体をつかめない」と教えられました。当時は謎の呪文でしたが、最近はやたらにありがたく思える毎日です。

   
SHIPのベンチャー経営者の皆様全が業務でご活用されることを願っています。





参考情報
品川産業支援交流施設SHIP 
https://www.ship-osaki.jp/access/  

イノベーション対話ツール
https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/sangaku/1347910.htm

設計の科学「価値づくり設計」石井浩介 養賢堂 


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チーム・シンセシス・ラボ株式会社 
代表取締役     八田 孝
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                                 2020年3月10日

2020年2月25日火曜日

慶應SDMを卒業して、もうすぐ5年目を迎えます  


 私は、2015年3月慶應SDMを卒業しました。
修士論文は「チームにより社会的価値のある新しい事業を創出するためのコンセプトフレームワークの提案」という
テーマでした。論文としての課題や反省は多いですが、このテーマでチャレンジしてよかったと思います。

 修士論文の当日発表のパワポ資料は、卒業してからも縁あって100回以上は見返したり説明に使用したりしています。2015年11月2日に59才で、チーム・シンセシス・ラボ(株)を設立しました。異なった専門性を総合して新しい価値を生む活動を支援したいと思ったからです。

理由は2つあります。
1.創造的な問題解決手法を深めたい
 課題を発見、定義して、探索し、具体化して、検証する思考行動態度をもっと学んで、若手に知って欲しいと思ってい
 ます。
 その結果、社会的価値のあるコンセプト立案、社会的価値のあるシステム開発が行えるはずです。

2. 異なる専門を集めて新しい価値作る方法を深めたい
 34才の頃、住宅メーカのホスト業務システムをUNIXワークステーションに改定移行するPJで生みの苦しみを味わいました。意匠設計+構造設計+積算業務+発注業務をワンシステムとして総合するプロジェクトのリーダとして、全く異なった言語を話す複数の専門家とソフトウエア開発者150名を統括するプロジェクトが始まりました。案の定、部分最適の設計が始まった訳であります、、、。時間がかかったもののお客様とメーカーチーム、専門家、IT開発者チームの努力のおかげで稼働しました。令和の時代では、立派なビジネスユニットに成長しています。

あの時、システムズエンジニアリングを知っていれば、全てが変わっていたのかもしれない。


                              慶應SDMを卒業してよかった   2020.2.25

2013年10月18日金曜日

地域活性ラボに参画

 10月17日夜 慶應SDMの地域活性ラボに参画させていただきました。

10/2ワールド・ワイズ・ウェブ・イニシアティブの会場で、慶應SDM特別招聘教授 中嶋聞多教授をお見かけしてして、タイミング良く地域活性ラボに参加することができました。

本日の地域活性ラボのテーマは、「若者が地域に入って行くプロセス」を研究することにありました。席上、長野県小布施町で行われている「小布施若者会議」の大変イノベーテイブな取り組み報告がなされました。大宮透(東京大学都市工学大学院生)さんは大変若いにもかかわらず、町長・町の二代目・地元の主婦層に強固な地盤があり、とてもアグレッシブな行動で「行政+住民+若者」の大きな渦を巻き起こしています。

「小布施若者会議」とは、町の交流・定住促進・日本一のクリエイテイブ性・起業・9月7-9の世界若者会議(20カ国)などコア事業を進めています。
世界の若者が住民や行政と恊働して、新しい場作り・新しい価値づくりを小布施から発信しています。

それを教育視点から若者感性で推進している 大宮さんに 会うことができ有意義でした。

未体験の集団に入り込むには、個人と個人 の関係作りを最優先されています。
りんごを車で東京に運んでマルシェで売って、それがきっかけでリーダー層の農家の奥さんと強烈な信頼関係を結んだようです。頭ではなく行動に表現できる素晴らしさです。

これからの課題は、地域産業振興 と 既存住民との関係性強化 です。


私は、中高年の活性化をテーマにしています。
これからのセカンドライフの活躍の場は企業組織から社会コミュニテイに広がりますので大変関心があります。中高年の立ち位置やとんがった生き方をあれやこれや考えるきっかけになりそうです。

会終了後、協生館のHubで、早田講師(公共政策のイノベーティブデザイン論担当)と平戸さん(法政大学大学院地域研究センター)、2013秋入学の土井さん、矢崎さんと地域活性における慶應SDMのよりアクテイブなあり方を議論でき、これまた有意義でした。

                                    以上



2013年8月4日日曜日

白熱対談「公共哲学×システムデザイン・マネジメント 東西世界観の統合」

慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 公開講座         白熱対談「公共哲学×システムデザイン・マネジメント 東西世界観の統合」

 前野先生と小林先生の白熱対談は、今回で二回目です。
 ※正しくお伝えできない部分がございますが、八田の力量の問題をお詫び致します。

 慶應SDM
 は、ただの勉強学校ではありません。
 その学生の活動領域は言うに及ばず、福澤先生のように社会変革運動のコアを立ち上げ てしまおうという社会変革型の大学院です。
 

 幸福革命
 効率優先で行き過ぎた市場経済中心の社会から、どのようにしたら人間の幸福・美徳を 心から追求する社会に変えていけるのかということを問う、極めて勇気のあるメッセー ジ性の高いワークシヨップでした。
 

 前野先生
 が冒頭から発言し・・、我々人間が主体的に行動していたと思っていた。
 その意識というものは、無意識下の活動(知情意)に大きく依存しており、
 この情報を遅れて反応している上に、自分で判断していると錯覚していた。
 人間はこの受動仮説の基で動いている。
 人間にとって、そもそも世界は無・空であり、ならば束縛はそもそも無いのだから
 全ての人が、自由にチャレンジして生きる事が可能であるはず・・。
 そして幸福の研究と公共哲学の研究から、将来のイノベーテイブな活動を引き出したい との思いが伝えられました。

 小林先生
 は、慶應大学の特別招聘教授になられました。
 そしてシステムデザインマネジメントの視点に立って、大きく俯瞰して哲学を論じて下 さいました。
 最近の哲学は価値観の多様化の中で権利中心の議論になっていて、本来の哲学を
 失っているとの指摘から始まり・・・。
 従来の哲学界にコミュタリアンの思想が大きな変革の潮流になりつつあることも指摘さ れました。
 さらに、近代の市場経済中心に傾斜した背景にある、近代哲学の問題をギリシャ時代の 対話型哲学(ソクラテス、プラトン、アリストテレス)の源流に立ち戻る事で、美徳型 の哲学の復権を目指す事が可能であるという持論を発表されました。

 共同宣言
 これは、従来の西洋近代哲学を超えて、東洋の仏教思想とあわせて東西の統合化をも開 くものであるというを両先生から発言がありました。
 そして、考え方の影響の裾野が広いため社会の変革、幸福革命につなげていきたいとの ビジョンが示されました。大変、意欲的で勇気のある発言だったと感じました。


 次回は10月6日(日)です、皆様のご参加を広くお願いします。


 ※必死にノート(11ページ)を取りまくりました・・。勉強しないと・・
  慶應SDMの毎日は、目が話せない毎日です。



  

 

 

2013年7月30日火曜日

本日は起業デザイン論のチーム発表会でした

慶應SDMの講義は、起業をする立場から見たら、①デザインプロジェクト(通称 Dpro)で世の中に無いような潜在的なニーズにリーチして、②システムエンジニアリング手法(SE)で要求分析からアーキテクテイングまでをおこない、③起業デザイン論で事業化モデルを立案するというの3点セットになります。

我々、種子島チームは宇宙施設のある種子島の活性化を「種子島プラネットチューブ構想」という形で事業化提案しました。栗原さん、川島さんのリードですごく盛り上がりました。


そして、最後の発表がすごくよかったです。
Riproチームによる 人のワークスタイル革新 につながる発表ですが、冒頭に挙げた起業デザイン論の授業コンセプトのお手本のような、3点セットがフルに活用されていました。SDMを起業シナリオに使えることをクリアーに伝えていました。           この授業に出て良かったと思える 手応えのある発表でした。


2013年5月3日金曜日

eラーニングの裏側

授業中の講義の核心に気づかなかったことを、eラーニングは気づかせてくれた。



前回の授業で、「ブレーンストーミングの後、親和図で共通なものをチームのコンセンサスで

まとめていく作業」がありました。


自宅のeラーニングで授業内容を再生してみて、各アイデア単位に名前が付けられた、

親和図を鳥瞰して、どんなことが読み取れるか? という説明を聞いて、ハッとした。



得られた親和図から、インサイトと言って、対象(ブレーンストーミング、インタビュー結果等

から得られる、言葉、発言、言動等の事実)から、私達がどんな主観的な気づき(考え・気持ち等)

を持つにいたったか・・?  というくだりがある。


「きっと、・・・このチームでは・・・・・こんな発想・・、こんな考えを・・持っていたのではないか?、

 それって、結構、こんな・・・・気持ちがするなあ・・・」 とかの気づきを親和図から得る。




従来の仕事で、「可視化」とかいう言葉がありましたが、「現場の見せる化」などの活動と

リンクしていましたが、人の非言語領域、無意識領域までは踏み込んで

いなかったように思います。

さらに、SDM学はひと捻りしている。

そういった、集団の一連のアイデア出しのプロセスをただいたづらに発散・収束させるのでなく

企業行動に即したアイデア出しやゴールヘの方向性を確実に支援している実績がある。

出典:「超上流」から現状打破 日経コンピュータ2012.12.6号




「事実の可視化」から、「無意識の可視化」にまでおよび、新旧の組織を解決に

巻き込むことで、SDM学の対象とする潜在的な市場の大きさ、可能性の大きさに思いを

はせることができました。







2013年4月28日日曜日

私にとってのシステム哲学の意味


やったー

50歳を超えて残り少ない凡人の人生で、「この問い」や「この質問」はできれば聴いてから死にたいという質問がいくつかある。当たり前の定義ですら、聴いてみたいのである。

今、目の前2メートルにいる初対面の教授に、質問できるチャンスが忽然と現れるとは奇遇と言うしかなかった。

2013.. 26  システムの科学と哲学  「ソフトシステムの基礎」木島教授 東工大

Q:質問
「先生、さきほどのシステム哲学の説明の中で、階層性の説明の時に、階層性のモデル表記をノードとネットワークで図示されましたが、ループ量子重量理論のスピンネットワーク(ノードとリンク)の表現(竹内薫著「世界が変わる現代物理学 P204」)と大変酷似していますね・・? 概念的に近しいのでしょうか? システム哲学と量子重量理論は近しい関係と言えるのでしょうか?
(いいね〜、素人らしくノリノリで質問・・)

A:返答
先生は答えました、「システム哲学は物理学、生物学からシステム科学をやる人は多いので、物理学のアナロジーは踏まえている。」


システム哲学を唱えている、アービン・ラズローに直接聞きたかった・・、

システム的に体系的(前野教授曰く、4階層モデル)に考えるということは、最新の科学観(最新の量子重力理論を含めた)をも包含してシステム哲学を上流に位置づけて、interdisipnaryに横断的に体系化してく、新しい思想体系であると勝手に解釈している


地動説以前と以後の意識変化
量子重量理論事前と以後の意識変化
システムデザインマネジメント学以前と以後の意識の変化

私は、SDMの成長性に期待したい。