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イノベーションアーキテクトは「思考プロセス」を求めている

1.イントレプレナーの流儀   旭化成の高度専門職として「グループフェロー」「シニアフェロー」を務め、現在 BtoB の製造業における新規事業創出に必要な「思考プロセス」の研究・開発を進めている山下氏。自身の経験から得たイノベーション思考を抽象化して、再現性の高い思考プロセスに落とし込もうと努力していることが、webサイト 「イントレプレナーの流儀」 で発信されています。 弊社は、山下シニア イントレプレナー(イノベーション アーキテクト)の長年のイノベーション成果を「思考プロセス」として振り返る貴重な機会に参加させていただき、ワークショップやシステムズエンジニアリング活用などの議論をさせていただきました。 2.出会い  2016年11月富士ゼロックスさまが主催したバーチャルハリウッド協議会のワークショップ講師として、コンセプトフレームワークのファシリテーションを実施させて頂いたことがきっかけで、お付き合いが始まりました。イノベーション創出のための「思考プロセス」の研究・開発の基盤として、SDM学(システム✕デザイン思考、システムズエンジニアリング)が活用できるのではないかということでした。  「思考プロセス」の対話では、イノベーション創出のフレームワークの開発に、SDM学がどう活用できるかの議論を行いました。ワークショップを行ったり、私の苦労談(統合CADシステム開発をした時にシステムズエンジニアリングのような異分野横断の開発方法論を本当に必要としたこと)やシステムズエンジニアリングの効用(多視点で同時並行の思考空間を獲得することができる能力獲得)などの話をさせていただきました。 3.今後の期待 弊社は、システムズエンジニアリングを次世代の問題解決方法論(思考行動プロセス)として、自由に活用できるケーパビリティの高い人材の育成に、貢献していきたいと思っています。                                       以上

欧米エリート教育で、リベラルアーツの哲学教育が 行われている。その本質は何か?

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 先日、山口周さんの書かれた書籍 世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?を 読み返しました(欧米のエリートが哲学教育を重んじる理由について、、P232)。  書籍では、「コンテンツからの学び」、「プロセスからの学び」、「モードからの学び」 とは何かを説明しています。 「コンテンツからの学び」 ・・・  コンテンツそのもの学びは少ない 「プロセスからの学び」  ・・・  なぜそのように考えたのか 「モードからの学び」   ・・・  世界や社会へどう向き合ったのか  コンテンツからの学びよりも、「なぜそのように考えたのか?」、「世界や社会へどう 真剣に向き合ったのか?」 の方が、重要だというのは驚きです。 改めて、本当に大切なのは、「思考のプロセスを自力で生み出す力」、「自分のメンタルモ デルの妥当性を検証する力」が、問われていると思い知らされました。 ここでも、トリプルルー プが議論されていました。                                 以上 ー 100冊に学ぶシステム思考、デザイン思考 ー