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「考えるチームを育成する研究」 V1.0一部

 「考えるチームを育成する研究」 V1.0一部   ※留意事項・連絡先 現在、企業向け研修や共同研究を実施中。 ご関心がございましたらご連絡ください。 チーム・シンセシス・ラボ株式会社 代表取締役 八田孝 hattat@team-synthesis.com https://home.team-synthesis.com タイトル 「考えるチームを育成する研究」V1.0 「考えるチームを育成する研修開発と普及」V1.0 〜考える力を高める自分成長の道具と使い方を開発する〜 背景 私は「わからない」問題にぶつかると思考停止になってすぐ撤退をしていました。本屋に飛び込んで、これぞという本を見つけては、本当の自分に嘘をついていることにも気づかず安堵していました。答えがそこに無いことがひたすら不安でした。 どうすれば、人は「わからない」状態から「わかる」状態に移行することができるのでしょうか? AIが既存知の範囲内であれば、与えられた「問い」に対して世界中の知識と機械学習を使って、それなりの論理を生み出してくれる時代になりました。検証は必要ではありますが。 私達は積極的に「問い」を創り、課題・目的を生成して、自らアイデアを探索しつつもAIにも探索してもらい、適切な問題解決を生み出す能力が一層必要になっています。21世紀型の戦略的学習能力をどう獲得したらいいか課題です? 目的 ものごとを「考える力」「課題を解決する力」「課題をデザインする力」は、その人が「よりよく考える習慣」を獲得することによって段階的に成長して、熟達していくものと考えます。そこで、「多様な専門チーム」の中で「考える力を高める自己成長の道具と使い方」を開発実践していきます。これは次世代につながる社会的課題と考えます。 当面は、抽象度の高い思考を徐々にBaby stepを繰り返して、思考態度が変わっていった体験をベースにして、レベル1〜3をターゲットに進めます。 解決策 基本的な考え方 「知る、使う、検証する、実践する」というサイクルを回す 思考において、専門知、方法論、認知的知、場知識等の全てのふるまいや相互作用を知の生成に生かす 基礎的思考と方法論を理解する 多様なメンバで対話的、協調的に学ぶ 使う時に、ワークショップProject Based Learningを用いる 実践する時に、実践的Real ...

あるビジネスマンの症状

       あるビジネスマンの病状       〜56才当時ビジネスマン八田はその病いの中に・・〜   VUCA/AI 時代に戦略的学習能力の時代が来ている。先が見えない時代と言われている。データから自動抽出してAIが新しい判断基準を出してくる時代になっている。人は理念を持って、状況を捉え、課題を再定義して、新しい解決策、知識を発信する時代になった。しかし、現実はうまく対応できていない。 思考停止症候群 教えてもらったことは丁寧に実行してお客様に評価される真面目なビジネスマンが多い。しかし、「わからない問題」に出会うとそれは「知らないし、わからない」からStopする。 豊かな時代「答え」は本屋やネットにある: 自分の困った課題、人生の選択の答えはGoogleを検索すると出てくる気がする。インフルエンサーが教えてくれる気がする。あった、あったかも。私も良く本屋に駆け込んでいました。 「解決方法」を口を開けて待っている 「未知の問題」、「わからない問題」、「イノベーティブな解き方」、「自分が本当にしたいこと」などの難解な問題の解決法は、上司・先生が手とり足取り教えてくれると思い込んでいる。誰かが、わかりやすく教えてくれるんですよね〜。 興味より詰め込み教育: 子供の頃から、自発的な興味よりも、詰め込み知識偏重だった。「自分の興味に夢中になって、行動から発見的に学び取り、たどたどしいがワクワクしながら外的世界に表現する。褒められる、怒られる、だけど面白い。三昧」。自分事で行動を切り開いていく機会は少なかった。        学びは症状を確実に変えます それでも、問題解決の方法論(ロジカル思考、クリティカル思考、システム思考、デザイン思考、システムアプローチ)をコツコツ学び続けていくと「症状が確実に変わる」ことを体験しました。 対話ツール を使っていくと解決のためのメタ知識が育成されます。メタ知識量がある臨界点を超えると能力として発現すると言われています( 深い学び )。掛け算九九を覚えたように、無意識に思考が探索を始めたりします。滑らかになると期待意欲が湧いてきます。すると前向きなマインドに変わってきます。気持ちが軽くなります。 これが何より嬉しいです 。56才から学び始めて65才になりますが、暗いトンネルが続きましたが、少し明るい尾根に出た感じ...

「わからない」けどつくりだす

    「わからない」けどつくりだす   これは、畑村洋太郎教授の著書  畑村式「わかる」技術  の一説を引用させていただきます。 ある大手メーカーの社長が入社面接で、「ところで君、この部屋に来るまでに、階段を何段登ったかわかりますか?」と聞くそうです。 その意図は相手が大体の数の大きさをつかんでいるかどうか?  あるいは、正確な答えを知らない場合、その場で必要な数量を自分でつくれることができるかどうか、を見るのが目的ということでした。 必要な数量を自分でつくれないような人は、技術者にもなれない、会社の経営もできないということでした。 (学習1. 課題が明確な時に、解決に必要な 数量 を見つけ出せる人)     一方、A社のお仕事でお会いしたイノベータの方の行動力・思考力の話をさせていただきます。 課題は創り出すものだというということを盛んにおっしゃっていました。 すごいと思ったのは、難題に取り組んで行くときに、その難題がさらにいくつかの  わからない 課題 に展開されて行きます。 その わからない 課題を絞り込んで、言語化する集中力がすごいです。 たくさんのアプローチ手段を頭の中に持っていそうです。 それは、こういう課題として設定すべきなんだ とわかる力が、、。 (学習2. 課題を定義する、筋の良い課題として設定できる人) さらに、その課題の解き方・方略の ヒント を自分で行動しながら見つけ出すセンスもす ごいです。答えを出して妥当性が確保するなら、慣れ親しんだ方法 をいつでも捨てて 新しい方法 をつくり出します。  うまく言えないのですが、新しい解決方法をつくり出すための要求 をつくり出すように、 思えて仕方がありませんでした。 (3.課題解決の方法を見つけるには、新しい解決方法をつくり出すための要求 を定義する という再帰的思考が重要。システムズエンジニアリングには段階的詳細化という言葉がありますが、、) まさに戦略的学習能力の獲得にほかならないと思います ※要求開発とアーキテクティング ※段階的詳細化 2021.6.19 以上