伝統芸能では、型は教えない

伝統芸能では、型は教えない

「システムズエンジニアリングは1つの型である」と授業で説明を受けました。

すごく印象に残っています。私が大学時代に空手をやっていましたので、型の
学び方を経験していましたので、自分なりに学びとっていく「型」としての
「武道の学び」と「システムズエンジニアの学び」を比較しながら、学び続けて
いきたいと思っています。そして、AIに負けない思考や構想力をつける方法を
社会に活用したいと考えています。


そんなおり、以下の記事を拝見しました。

 出典:前野隆司 「日本の将来を語る」2020.2  日本教育

アンチAI的に言うならば、AIにはできないことをすることである。


1. AIは大量に事例・正解がある問題を解くことである。

     AIに代替されない仕事とは、大量の事例のない仕事。個性と独創性を
    発揮して、自分らしく、人と違ったことをする。


2.「型にはまった浅い学びはAIに奪われる」

  「主体的で対話的な深い学び」が重視されつつある。

    能動的・双方向的で個性と独創性を生かした深い学びはAIに

   奪われない。
   どうすれば、より深く教え、より深く学べるようになるのか?


「教えないことだ」


  型にはまったマニュアル通りの教え方をしない。。

  これを徹底していくと、教えないことに近づいていく。

  伝統芸能では、型は教えない、見て学べ


  日本の教育は美と技と心を磨くこと

  精神性の淘汰を目指して心を磨くこと

  社会に役立つことを通じて心を磨くこと


  各自が、精神性、創造性、感性、個性を高めて心を磨き、精神性を高める。
 結果、よい仕事を極めることができる。
  当然ながらAI には負けない。

 

 未知なる人間性の高みを追求することこそ、これからの人間の目指すところである。
叡智を結集するテーマである。



出来上がるものは個性的なものであると思います。

2022.1


コメント

  1. いつも貴重な学びの時間をありがとうございます。

    教える側も教わる側も、マニュアルがないと不安になるというケースが多い気がしていますが、ただコピーを増やすだけなら「人間」でなくても言い訳で・・・。

    「一緒であること」が安心材料になりやすい日本人には苦手なことかもしれませんが、
    内なる声に耳を傾けて、「自分なりの型」を作り上げられたらいいなあと思います。

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  2. コメントありがとうございます。
    答えばかり求めていた時は、どうして丁寧に教えてくれないのだろう と恨めしく思っていました。「それを学ぶことで何を達成したいのか?」という自分の問いに向かい合うこと気づけば、それを学ぶ姿勢が立ち上がってきそうです。生田久美子著:「わざ」から知る は参考になりました。

    返信削除

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