VUCAの時代にもかかわらず、企業のスキル教育は昔のまま

 

VUCAの時代にもかかわらず、現代日本の企業内教育は昔のままであることにお気づきですか?


リクルートマネジメントソリューションズ ⼈財開発実態調査 2017では、スキル研修の実施率は「問題解決、課題解決」「ロジカル・シンキング」に加え、「コミュニケーション、アサーション」「コーチング・メンタリングスキル」「語学研修」などコミュニケーションに関する研修が高いとあります。


ここから分かる事実は、「問題解決、課題解決」「ロジカル・シンキング」のスキル研修が主流であることです。


ある企業の問題解決力の研修内容を調べてみましたが、「現状で発生したの問題」を「細分化して分析的に解く」というタイプの問題解決研修のままでした。ロジカルシンキングは重要な思考ですが、ほとんどの企業で「将来予想型・unknown型・発見型の課題発見・課題定義・解決探索のスキル研修」に対応していない状態です。


時代はDX/AI/スマートシティ/Society5.0と喧伝されていますが、足下の企業内研修は昔のままです、社会や会社トップの要求にあったスキル研修、人材育成が進んでいない事実にもっと目を向ける必要があると思いませんか?


もっと時代に合ったスキル研修・人材育成を急ぐべきです!


次世代の人材を育成するためのスキル研修とは、、

1.分析型思考から全体を俯瞰的に統合するアプローチ思考へ

2.単一の問題から、複合横断的な体験価値を創出する全体俯瞰的な統合的フレー ムワークへ

3.「問題に答えをあてはめる思考」から、「問題を創り出しそれに見合ったユニークな解決策を考え出す思考へ(メタ認知、学習迅速性、チーム思考、システム思考、自由度が高いシステムアプローチ手法)

のスキル研修を早急に企業にビルトインする必要があると思います。



具体的には、システム思考、デザイン思考、システムズエンジニアリングを自分の課題に適用しながら、熟達するに従って、スキル蓄積 → コンピテンシー獲得 → ケーパビリティの発揮に向けて、歩んで行く必要があります。



※文献

リクルートマネジメントソリューションズ ⼈財開発実態調査 2017(サマリー版報告書PDF)

の13ページ、 スキル研修の50%は、「問題解決、課題解決」と「ロジカルシンキング」があげられている。

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