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コンピテンシー(力)の獲得からシステムズエンジニアリングを理解するアプローチ

  コンピテンシー(力)の獲得から、システムズエンジニアリングを理解するアプローチ システムズエンジニアリングを学ぶには、システムズエンジニアリング演習(芝刈り機演習、カレーライス演習、ヘルスケア事業開発演習、サービスロボット事業開発演習等)を最初に体験することが効果的です。それまで、耳にすることがなかった、「ライフサイクル」や「コンテクスト分析」、「ユースケース分析」、「機能のふるまい」、「物理の振る舞い」、「検証」など未知の演習体験ばかりです。できれば10〜20回くらいはやりましょう。なぜなら、形式知から暗黙知に変わる時間は、単なる回数✖️時間に比例するのではなく、対数時間に比例することが認知心理学(出典1)からも指摘されています。 第2ステップは、自分が解きたい衝動に駆られている「自分のモヤモヤ課題」をシステムズエンジニアリング演習の手順に従って、自分で格闘しながら、自らが新しい思考世界に入り込んで解いていくという体験が重要に思います。それによって、自分の課題解決にシステムズエンジニアリングは、「あのような形で有効なんだ」という貴重な実感が得られるからです。 第3ステップは、システムズエンジニアリングの方法論をより理解するために有効な方法があります。それは、スキル、コンピテンシーを高めていく方法です。Systems Engineering Competency Framework (出典2、出典3)やSystems Engineering Competency Framework Guide(出典4)が水先案内人になります。 指導者がいなくても、ひるむ必要はありません。 友人達とチームを組んで、チャレンジしていきましょう。 Systems Engineering Competency Frameworkのコンピテンシーエリアに記載されている項目をお互いに質問し合って、それに対する回答を皆で、知恵を絞って言葉に表す練習を開始してください。コンピテンシー記述自体が抽象度が高いのですが、こういう意味ではないかという説明を通じて、自己理解やイメージ(暗黙知表現、形式知表現)の確認をしていきましょう。 <コンピテンシー指標やサブ指標を言葉で説明する> 「〜〜が重要な理由を説明しましょう」 「〜〜を定義しましょう」 「〜〜をもう少し異なった視点で説明しましょう」 ...

シュナイダーのスマートファクトリーって知ってました??

         シュナイダーのスマートファクトリーって知ってましたか??        下記のYoutubeの20分以降から、フランスのシュナイダーの        スマートファクトリーの実態が公開されています。        2023年ガードナーのサプライチェーンのトップ企業です。             シュナイダーのフランス工場の紹介YOUTUBE           1. リーン方式を中核において改善を進めている         (27分35秒の開始・分析・実行・確認・集結のプロセス)         (書籍「トヨタ生産方式」大野耐一氏)                         2.世界の工場が同一の仕組みで動いている                 (32分35秒の受注動態と生産動態の同期化)        3.生産全体の指標化とコンサルテーションを実施         これをリーン方式で改善し、サイバーセキュリティまで         完全実施している         (34分23秒の生産全体の指標化のみどり色のチャート図)                         このようなデジタル化は経営トップが推進しているが、        背後に業務のシステムモデリング化が必要なのは明らかであり、        情報システム部門以外の現場のリテラシーの高さが必要である。                                                                2024.12.5

文献紹介:モデルベースシステムズエンジニアリング導入の手引き

    ☞  モデルベースシステムズエンジニアリング導入の手引き    出典:IPA独立行政法人 情報処理推進機構    執筆:慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 西村秀和教授       株式会社会社 コギとマキナ代表取締役 鈴木尚志氏         DX時代、I Tエンジニアが花形の現代ですが、ITシステム開発やソフトウエア     開発現場は、決して楽観できる状態では無いように思います。本資料を読み返す     のはこれで10回目ですが、自分が未だ実践できていないことを反省する毎日です。     最前線でご多忙な管理者の皆様にも、お手隙の時間に本資料を閲覧いただき     その有用性について、お考えいただくきっかけになればと存じます。     本文35頁              モデルの実行や、ツールにあるシュミレーション機能は、開発の上流工程の      作業において、要求の妥当性確認や、それに対応する設計の検証を、開発の      実機テスト工程まで待たずに、モデルで確認可能とするものです。     これによって、手戻りを激減させ、大幅な開発コスト削減も可能になるのです。     本文41頁     MBSEのプロセスは、効率的なシステム開発を支援することを目的とし、     モデルを利用して、要求をまとめ、それを実現するアーキテクチャを設計します。       本文44     図22に示される通り、MBSEはソフトウエアエンジニアリングのみならず、     ハードウエアエンジニアやテスターに対しても大きな一助になったという評価が       得られています。                本文47            MBSEを適用し、これまでの文書ベースによるシステムズエンジニアリングの     効率について測定し、コスト評価を行いました。その結果、コスト効果という     側面に加えて、設計情報をほぼ完全に記述可能で、必要な情報を容易に抽出可能    という理由から・・...

思考力を高めるステップアップコーチ9

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  思考力を高めるステップアップコーチ9    未知の問題、不良定義の問題をイノベーティブに考える方法を学ぶために大学院に   行きました。しかし、シニア世代の私が、2013年からシステムアプローチを学び   始めたのですが、思考が動かず大変苦労しました。所属企業で30年間もかけて   蓄積してきた思考は、思えば先輩たちが構築してきた解決策を当たり前のように   引き継ぎ、そのまま丸呑みしてきたのかもしれません。   ここ10年間、どう成長したかをうまく説明できない私は、いつもピカピカの   修士一年生当時(2013年)から、現在状況の2点を無理やり比較しては、   考え方や世界観の違いの中に、私の成長があったのではないかと考えることに    しています。  (1)自分がそもそも問題をどう解決してきたのか?   思えばNEC時代に5つの難題プロジェクトに出会ってきました。悪戦苦闘してもがいて   はまっていくことも多かったです。自分がどう問題を定義しているか、うまく説明でき   ませんでした。今でもうまくは言えません。しかし大学院の門を叩いてから、五輪書の   ようなものを学び続けたおかげで、思考スタンスは変わっています。何のために問題を   解こうとしているのか、目的を言語化する習慣がつきました。パワーポイントで資料を   書きまくる前に、自分はどのようにして、その問題を解決しようとしているのかを    問います。 適切な扱い方とは、効果的なアプローチに思いを馳せる習慣が生まれている   ように思います。   ・無意識下で考えていることを意識の上に引き出して叩く   ・意識してやってきた事実を帰納化して、どこかで使えるように無意識下に刻む  (2)メンタルモデルの壁   新しい思考の枠組みを考えているときに、以前から持っている思考の枠組みが   どうも邪魔をするようです。楽観的に解空間を探索しましょうと言われても、戦略的   な探索経験の無い私には、無駄に思えて気がのりませんでした。失敗することの   面白さやゆらぎを忘れていたのでしょう。極めつけは、そもそも物理空間に生きてきた   人間が抽象の空間を活用することの意味すら知らなかったのですから・・。   授業についていけない私は、そもそもエンジニアリングとは離れた「考える」ことに  ...

思考力を高めるステップアップコーチ8

 思考力を高めるステップアップコーチ8  出典: もはや「インプットでは差がつかない時代」なのに…残念なビジネスマンが     ハマる「網羅思考のワナ」      https://gendai.media/articles/-/112273?imp=0   内田 和成氏の論考では、 網羅思考のワナに、ハマらないために、   何をしたらいいと言っているのでしょうか?      「 本当に優れたリーダーとは「限られた情報で決断を下す能力」を磨いています。   調べすぎて「too late」にならないためにも、、、、      従来の常識である「インプット→アウトプット」というプロセスを、  「アウトプット→インプット」に逆転させる必要があるとしています。     ここでいうアウトプットとは、単なるレポート、成果物だけではありません。   それは一部である。大切なのは、求められている「仕事の目的」です。   それを深く考え明確にした上で、 限られた情報の中で、「仕事の目的」に見合った  「成果物(手段)」を考え出すこと、まさに「考える」プロセスがアウトプットの   質を決めるとしていています。「 アウトプット思考」の大切さを解いています。   私が、慶應SDMで学んだシステムアプローチは、まさにゴール(運用ステージ)   で達成すべき状態からデザインすることを指導しています。その仮説的なゴール   状態を要求定義として抽出する手法や、その具体策を考えるという手法を使いながら   アウトプットから考える思考を学びました。   学びはじめた当初、ゴールイメージとはそもそも抽象度が高い対象にも関わらず、   抽象も具体も区別がつなかい「具体の思考の世界」に住んでいた私は大変苦労   しました。「考える」プロセスそのものがわからない、集めた情報では足らない   中で、「わからない」ことを明確にして、知り得ている既知の知識を帰納化したり   演繹化したり、アイデアをずらしてみては俯瞰してみたり、近傍の解を探してみたり   するという、しぶとさを方法論を使う中で感覚的身につけてきました。道半ばです   が、システムアプローチのメタ方法論の凄さは実感しています。   アウトプット思考   ゴールから発想する      完全にできるわけでは...

マシュマロチャレンジを甘く見ないでください 思考力を高めるステップアップコーチ7 

 マシュマロチャレンジを甘く見ないでください  思考力を高めるステップアップコーチ7 マシュマロチャレンジを甘く見てはいけない、先が読めないおじさんになってしまう可能性があります。2013年当時57才のおじさんがマシュマロチャレンジの洗礼を受けてショックを受けました。TEDビデオを見てさらに打ちのめされました。 10年が経ちますが、自身としてあまり進歩していないことに焦りを感じます。 一般に、活動の初期段階で何を学べるかは大きいです。 マインドセットを付けましょうという啓蒙で終わる話でもありません。 本件に、具体策が存在することをご存知でしょうか。 (少し抽象度が高い方法ですが、破壊的です。素人の駄文ですが何かのヒントになれば幸いです) マシュマロチャレンジは完成形(why、what)がかなり予想できる中で、具体的構築を試行錯誤的にHowをトライします。 システムズエンジニアリングではシステム開発の初期段階で、企画ステージを検討します。情報がほとんどない企画ステージの段階でVモデル設計を何度も回すには、持ち得る知識に加えて、集中力、想像力、洞察力、シュミレーション力、課題設定力、アーキテクチャー力が総合的に試されるように思います。その重要性、時代的な意義を強く実感するようになりました。 システムの最終運用段階とシステム構築段階とシステム設計段階は、時間軸から見てもそもそも時間的にも空間的にも異なる事象です。未完成の時に、これらの最終形を俯瞰しながら、一体の設計空間としてイメージして考える習慣ができるとそれは凄いことになります。要求の連鎖としても一体のものと見て、全体最適のデザインをして、具体世界(検証)と抽象世界(モデルデザイン、思考)を同時に行きつ戻りつスパイラル実行します。こういう思考を競合にされたら、ひとたまりもありません。先読み、差異化、5-10年先戦略、、を隠れて打ってこられては、ひとたまりもありません。 私は、空手をしていましたが、基礎訓練はやっている時に、意義をあまり感じませんでした。ある程度の段階になり、無意識に技が出るようにになると、一気に視界が開けてきました。別世界がそこにありました。 システムズエンジニアリングを学習し始めた当時は、なぜ学ぶのか? 効果はどうなのか? が全くわからず苦戦しました。全くイメージが湧きませんでしたが、最近いろ...

「システムとしてデザインするイノベーティブな人材」をどうしたら体系的に育成できるのか? 

私は、旭化成元フェローの山下昌哉氏の素晴らしい業績(※1 恩賜賞 電子コンパス開発)に出会い、それを学ぶにつれて、イノベーションアーキテクトしてふさわしい方だと思っています。現在、自社の中でイノベーションアーキテクト研究会※2(山下昌哉氏、橋本治氏、八田孝)を運営する中で、多くの教えをいただいています。 山下さんはイノベーション思考の普及努力を続けています。しかし「イノベーターの知を伝搬」しようとしても難しい現実があります。関心を示していただいても仕事が繋がらなかったり色々です。日本認知科学界会元会長 鈴木宏昭氏は、「知識は伝わらない」ものだ、「知識とは構築される」ものであると主張しています。それは、「人の認知リソースと場のリソースの相互作用や創発によって生まれるコト的なもの※3」であると表明されています。 「イノベーションアーキテクト研究会は、旭化成元フェロー山下昌哉氏からイノベーションの知見を開示いただき、元NEC研究所橋本治氏からはIT・AI的なアドバイスをいただき、八田孝が運営しています。活動目的としては、(1)未知の課題を解決する知を構築する、(2)イノベータの知を構築する、(3)イントラププレナーの知を構築する等を目指しています。アプローチ手法として、システムデザイン手法、システムズエンジニアリング手法を活かして、「システムとしてデザインするイノベーティブな人材」をどうしたら体系的に育成して、ビジネスで実践できるのかを研究しています。 単に知識を知っているだけでは意味がなく、トレーニングや体験によって、各人の頭や体にインストールされて、やがては局面局面で意識的&無意識的に駆動されるような実践的な知(コンピテンシー、ケーパビリティ)を作らなければ、意味がないと話をしています。活動する人が、本当にそれをしたいのかも継続性にかかわってきます。 本研究の整理において参考にさせていただいているのが、経済産業省の「未来の教室」実証事業の1つである「顧客の「横断的体験」を生み出せる「システムデザイン人材」を育成する講座の開発※4」です。組織として達成したい高いケーパビリティ(スキル習熟度レベル)を獲得するために、4つのスキル標準フレームワークを習熟していくアプローチを展開しています。スキル標準フレームワークはさらにスキルカードに展開されており、そのカード単位にハードス...

「考えるチームを育成する研究」 V1.0一部

 「考えるチームを育成する研究」 V1.0一部   ※留意事項・連絡先 現在、企業向け研修や共同研究を実施中。 ご関心がございましたらご連絡ください。 チーム・シンセシス・ラボ株式会社 代表取締役 八田孝 hattat@team-synthesis.com https://home.team-synthesis.com タイトル 「考えるチームを育成する研究」V1.0 「考えるチームを育成する研修開発と普及」V1.0 〜考える力を高める自分成長の道具と使い方を開発する〜 背景 私は「わからない」問題にぶつかると思考停止になってすぐ撤退をしていました。本屋に飛び込んで、これぞという本を見つけては、本当の自分に嘘をついていることにも気づかず安堵していました。答えがそこに無いことがひたすら不安でした。 どうすれば、人は「わからない」状態から「わかる」状態に移行することができるのでしょうか? AIが既存知の範囲内であれば、与えられた「問い」に対して世界中の知識と機械学習を使って、それなりの論理を生み出してくれる時代になりました。検証は必要ではありますが。 私達は積極的に「問い」を創り、課題・目的を生成して、自らアイデアを探索しつつもAIにも探索してもらい、適切な問題解決を生み出す能力が一層必要になっています。21世紀型の戦略的学習能力をどう獲得したらいいか課題です? 目的 ものごとを「考える力」「課題を解決する力」「課題をデザインする力」は、その人が「よりよく考える習慣」を獲得することによって段階的に成長して、熟達していくものと考えます。そこで、「多様な専門チーム」の中で「考える力を高める自己成長の道具と使い方」を開発実践していきます。これは次世代につながる社会的課題と考えます。 当面は、抽象度の高い思考を徐々にBaby stepを繰り返して、思考態度が変わっていった体験をベースにして、レベル1〜3をターゲットに進めます。 解決策 基本的な考え方 「知る、使う、検証する、実践する」というサイクルを回す 思考において、専門知、方法論、認知的知、場知識等の全てのふるまいや相互作用を知の生成に生かす 基礎的思考と方法論を理解する 多様なメンバで対話的、協調的に学ぶ 使う時に、ワークショップProject Based Learningを用いる 実践する時に、実践的Real ...

思考力を高めるステップアアップコーチ5

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 思考力を高めるステップアアップコーチ5       昨今、GPT-2での小説執筆にトライしたり、ChatGPTでアイディエーションした結果を     Midjourney  でお絵描きしたり、世間が賑やかになってきました。     web掲載の記事 「 AIが急速に進化・普及する時代に、人材が拡張すべきスキルは何か」  (2023年2月24日 shiRUto)によれば、これからは進化するAIを使いこなして     Creativityを発揮すべき時代にあると主張しています。  これからの人間をとりまく環境は、AIなどによる情報空間化が加速していくなかで、  人間はAIを使いこなすスキルが求められているようです。  以前、私は日本元気塾セミナー 「例外にこそ本質がある!」~研究者が考える未来の  クリエイティブ~石川善樹(医学博士)×米倉誠一郎(日本元気塾塾長) 2015年10月  07日を受講した時に、石川善樹氏はスラム街であっても元気な子供達がいる事例を  取り上げて、「規則性を逸脱した例外の中にこそinnovationの種が存在する」と主張  していました。そのような研究テーマであっても、石川氏は8つのCreative Process  の中で、AIが得意な領域について指摘していました。(筆者が黄色に着色)      2つの知見には共通点が多いです。    どうしたら多忙な生活の中においてこれらの一連のスキルを獲得し、AIに情報収集     やアイデアの組み合わせを指示することができるようになるのでしょうか?     1.問いの発見     2.知識の獲得      3.関連情報の収集     4.熟慮     5.アイデア      6.アイデアの組み合わせ     7.ベストアイデア     8.アイデアの実現化・検証              私は、システムデザイン、システムズエンジニアリングという設計手法を     学んでいますが、根幹は「思考力を高める」、「考える力を高める」、    「創造的な問題解決力を高める」ということがベースになっています。    そして、これらの獲得こそが、AI時代の社会課題に貢献すると考...

戦略的学習能力、高度な問題解決力 にシステムズエンジニアリングが活用できる 2

 戦略的学習能力、高度な問題解決力 にシステムズエンジニアリングが活用できるはず 2 以前、気が付いたことですが、、。 初めての授業では没入していて気がつきませんでしたが、、 それは、時間軸俯瞰についてです。 システムズエンジニアリングは、付箋紙を使いながらワークをしていきます。 対象とするシステムを明確にしたいと意識したあとに、、ライフサイクルを作成します。 まだこの世に生を受けていないシステム、そのシステムを作り出す作業をします。 システムが生まれてから死ぬまで、、 「企画ステージ、設計ステージ、構築ステージ、運用ステージ、更新廃棄ステージ」 各ステージ毎に、意味俯瞰、時間俯瞰、空間俯瞰を繰り返して、デザインは進みますが、、 このライフサイクル、これからおこる 未来 がひとつの物理空間、思考空間として表出しています。 時間は、現在から未来にすすみ ますが、、 ワークは、未来(ゴールの運用ステージ)を変えると、関係して現在(に近い部分 企画・設計・構築)も変わりますので付箋紙で修正します。自社の弱点を補う戦略を意図的に仕込むことも可能です。出来あがったら、順に実行していけば、狙いのシステムができあがります。 これから起こるできごと(現在、未来、過去)を事前に変えていくことができるアプローチ手法であるとも言えます。しかも、上流から要求を取り出せます。 これって、すごいと思いませんか? (友人の転職に関するアドバイスをしていて、現状案と転職案を考えていて、自分でゴールを変えて、変えたゴールを達成するプロセスを手持ちの資源を相互活用させながらデザインする話で盛り上がりました。) 2023.3

伝統芸能では、型は教えない

伝統芸能では、型は教えない 「システムズエンジニアリングは1つの型である」と授業で説明を受けました。 すごく印象に残っています。私が大学時代に空手をやっていましたので、型の 学び方を経験していましたので、自分なりに学びとっていく「型」としての 「武道の学び」と「システムズエンジニアの学び」を比較しながら、学び続けて いきたいと思っています。そして、AIに負けない思考や構想力をつける方法を 社会に活用したいと考えています。 そんなおり、以下の記事を拝見しました。   出典:前野隆司 「日本の将来を語る」 2020.2    日本教育 アンチAI的に言うならば、AIにはできないことをすることである。 1. AIは大量に事例・正解がある問題を解くことである。      AIに代替されない仕事とは、大量の事例のない仕事。個性と独創性を     発揮して、自分らしく、人と違ったことをする。 2.「型にはまった浅い学びはAIに奪われる」   「主体的で対話的な深い学び」が重視されつつある。     能動的・双方向的で個性と独創性を生かした深い学びはAIに    奪われない。    どうすれば、より深く教え、より深く学べるようになるのか? 「教えないことだ」   型にはまったマニュアル通りの教え方をしない。。   これを徹底していくと、教えないことに近づいていく。   伝統芸能では、型は教えない、見て学べ   日本の教育は美と技と心を磨くこと   精神性の淘汰を目指して心を磨くこと   社会に役立つことを通じて心を磨くこと   各自が、精神性、創造性、感性、個性を高めて心を磨き、精神性を高める。  結果、よい仕事を極めることができる。   当然ながらAI には負けない。    未知なる人間性の高みを追求することこそ、これからの人間の目指すところである。 叡智を結集するテーマである。 出来上がるものは個性的なものであると思います。 2022.1

2022 ミッション・ビジョン・バリュー 

 1.ミッション 個とチームの創造的な感覚と問題解決力を成長させ、チームと組織の学習迅速性を獲得し、生き生きとした社会価値をつくり出すことに貢献します。​ 2.ビジョン AIの加速度的な進歩は、現実と非現実が融合する形で進んでいます。そして、次世代の社会課題は、ますます「大規模化、複雑化、領域横断、不確実化」しています。これらの課題発見、課題定義、価値創造、解決策づくりは、人間がリーダーシップをとって、AIを手段として活用していく時代となります。 次世代の人材や組織は既存の延長線の思考では無く、「異なる要素」をつなげて「新しい価値や機能」を創り出す、「創造的思考力」、「次世代方法論」を自由に操る個人、チーム、組織によって実行されます。 3.バリュー システムデザイン手法を用いて「チームが創造的に問題解決を行い、多様な専門性を総合して新しい体験価値」を生み出します。そして生涯学び続けるマインドや戦略的学習能力を醸成します。 特に「全体と部分を俯瞰して、要素間の新しい関係性やふるまいを創出するようなシステム思考」と「人の多様性や集合知を活用したデザイン思考」の相互作用をシステムアプローチによって生み出します。 2022.11.15 チーム・シンセシス・ラボ株式会社

思考力を高めるステップアアップコーチ4(付箋紙に図を描いていた私)

 アイデアを出すときにideationという言い方をします。 8年前慶應SDM時代に、付箋紙にアイデアをかき出してノートに貼っていました。 今思うと、「当時の私はひたすら図形、文字、記号をバラバラに描いている状態でした。本人は何かあるアイデア表現をしたいにも関わらず・・・」だったと思いますが、、表現したい思いはあるけれど、表現する能力がない、活用する能力がないことに、あまり認知できていませんでした。 最近、ハッとしました。意味を書けずに図形をかいていた私 同時にあるつながりが見えてきました。 構造化→仮説検証(アブダプション)→イネーブラー→システムズエンジニアリング段階的詳細化・・は繋がっているんだな 整理中のメモ雑記ですが・・・ 構造化がもたらす私の中のideationの変容 システムズエンジニアリングを学んだ人が、ideationを語るとき、相当広い思考空間、世界観から目的に向かってアイデアを考えています。 2022.4.6    以上

思考力を高めるステップアアップコーチ3

  思考力を高めるステップとして、、 まずロジカル思考、ロジカルシンキングを日常的に使いこなす習慣を作りましょう。 もし、そこで限界を感じるテーマが出てきたらシステムアプローチを学びましょう を提案します。 その理由は、ロジカル思考が使えるようになると、無意識に獲得したスキルや暗黙のイメージ が身体知となって、自動的に使える状態になります。 八田のも大学時代空手をやっていて、茶帯になった当たりから、型の訓練から、無意識に 技が発動する感覚を覚えています。 もし、ロジカル思考が使えるよう状態になっていれば、ロジカル思考で限界を感じて いざシステム思考を学ぼうとしたときに、ベースの問題解決習慣がある人は、 得をします。 「ああ、あのことは、そのことにつながるのね、だからより良い解決策がシステムアプロー チではできるのね?」 言われなくても、自然にわかります。 八田は、ロジカル思考を鍛えていませんでしたの、慶應SDMを卒業しても、2段階にわたる 思考獲得のチャレンジになりました。大変です。 例:So Whatが使えると?   So Whatを日常的に使いこなしていると、抽象化、言語化、帰納的思考に   慣れていることになります。   また、漠然とした新しい課題に着目した時に、その境界を意識しながら、   どう一言で言ったらいいかなど、、、。 それって、課題的を言えるという   道を開きます。さらには、目的を意識した帰納訓練にもつながります。   結局は、メタ認知力を鍛えることだと思いますが、、    例:・・・山のように、ステップアップに繋がるスキルがあります 思考力を高めるステップとして、まずロジカル思考を日常的に使いこなす習慣を 作りましょう。 矢野先生 論理トレーニング101題とかもありますが、多忙なビジネスマンには、 もっと簡単な習慣づけから始めましょう。 まずは、習慣です。 ※市民がシステムズエンジニアリングを活用する社会を目指すための、  ステップアップコーチング 2022.2.26 

思考力を高めるステップアアップコーチ2

  思考力を高めることは、VUCAの時代の 生きる力 を創り出すと信じています  先日4日に、ヨガの先生にステップアップコーチングをさせていただきました。  正確には、教えながら、学びをさせてもらいました。    達成したい社会課題を強くお持ちです。  どう問題を解決したいか考えています。  無意識に解決を求める 意識状態 になっています。  2極ブレストとバリューグラフを使って、ヨガ先生の問題意識の可視化を行いました。  漠然とした表出化・言語化から、意識した表出化・言語化を通じて、  加速度的に、出てくる言葉がイキイキと明確になってきます。  自分から出てきた言葉、対話で他者からでてきた視点に、大変気づきを  得ていました。    日常的に無意識に発言している言葉の中に、実現したい世界観 や   大切にしている価値観がどんどん出てきます。  他者からの指摘であらためて、「エー、これが私の大切にしている価値観なんですね。」  とか気づいてくる。ストレス予備群の悩みの解決に つながり そうな付箋紙も  出てきています。  ・・  八田は思いました。この人は、センスがいいなあ。2013年慶應SDMでブレストした時に  は、八田はビジネスマン時代の鎧が脱げず、発想も飛ばず、論理力の弱さにくじけて  いましたので・・・  ビジネスマンの皆さん、新しい発想とは、目の前のことを 新しい視点で見直す力  から生まれます。気づきとか、俯瞰力とか、全体を一言で言い当てる、、、。  思考力を高める前に、自分自身のセンサーを磨く必要がありそうです。    思考力を高めるための 方法、要素、態度、訓練、、などを体験をもとに  つぶやいていきます  ※市民がシステムズエンジニアリングを活用する社会を目指すための、  ステップアップコーチング  2022.2.6   以上      

社員の戦略的学習能力、システム思考・デザイン思考のステップアップコーチング

「 社員の戦略的学習能力、システム思考・デザイン思考のステップアップコーチング」 について考えていきたいと思います。ご意見やアドバイスをお寄せください。 1.目的仮説 1.1 「知識主導の問題解決習慣」から、「知識がないにも関わらず解き方を考える思考習慣、out of boxなアイデアを出す思考習慣」を持った人材を創り出したい。専門横断の領域の問題に直面して、仮説的に課題を定義して、解決に必要な知識・スキルを定義し、内外から調達しながら創造的な活動をしていく能力をもった人財を創りたい 1.2 ベースにシステム思考、デザイン思考、システムズエンジニアリングを置く 1.3 学びながらビジネスやライフに適用し、変容しながら絶えず成長してく習慣づくりとは ※一番いいのは教えないことかもしれない。しかし、必要性を意識した時に、私のように 56歳の人もいるかもしれない。学習加速のためのイメージやヒントは社会課題解決のために許されると思う。 2.ターゲット層 2.1 イノベーションアーキテクト候補者 2.2 ビジネスで成果を出したい人 2.3 well Beingな社会を作るために、生涯学習スキルを開発したい人 3.思考行動のステップアップ 3.1一般的思考の段階 (ステップ1と熟達) 3.2上達を意識する習慣に気がついた人、問題解決思考、メタ思考を意識する段階 (ステップ2と熟達) 3.3システムデザイン思考、システムズエンジニアリングを意識する段階 (ステップ3と熟達) 4.ライフサイクル仮説 4.1 企画:考えながら解き方を考える意義や企画を考えるステージ イノベーション創出をしたい 多大な経験資産を持った有意な人財(例:イノベータ、フェロー、真のベテラン) が退職する時に、考え方や思考態度を引き継げない ビジネスマンが生涯に渡って必要となる戦略的学習力を獲得する必要性 4.2設計:考えながら解き方を考える体験研修を創るステージ 4.3 PBL学習: 学習者が考えながら解き方を学び訓練するステージ(ワークショップ研修) 4.4 RPL現場:学習者が考えながら仕事で解いていくステージ(現場研修)    ※仕事ではリーダー、部下、チーム、外部チームなどの複合チームで、     多様な問題をユニークな方法で解く必要があります。        ...

「リ・スキル」と「メタデザイン・スキル」

  コロナショックで大きく雇用環境が変わるような 情勢が見られます。 仕事の能力評価で、曖昧だった判断基準が厳しくなり、 ビジネスマンには、「リ・スキル(能力再獲得)」が求められていています。 実はこのサイクルは、何年間も、何回も繰り返しています。 そして、技術がさらに加速するたびに、 「リ・スキル(能力再獲得)」を繰り返すことにも 限界がきています。 単一専門性のスキルの獲得と陳腐化の繰り返しサイクルではなく、、、 異なる専門性を横断して、新しい価値をデザインするシステムアプローチ 時代(メタデザイン・スキル)に 向けて、多くの人材を投入すべきです。 経営者の方、ビジネスマンの方へ、、 今こそ、単一の専門性の獲得陳腐化のパラダイムから脱皮して、 コンピテンシー(スキルの集合体)と 方法論(思考法 、システムアプローチ)を活用して、最適な仕事の答えを実践を通じて、アジャイル的、 スパイラル的に、 仮説を高めていける能力獲得競争にシフトすべきだと思います。 これこそが、次世代に求められている 戦略的学習能力 です。 2021.12.22

エフェクチュエーションが伝える起業家精神

熟達の研究をしてエフェクチュエーションに出会いました。 経営者とは発掘されるものという常識から熟達であると・・。関西学院大学のMBAコースで受講された、笠谷さん、片山さんから伺いました。 従来のマーケティング戦略(STP)とも間逆なアプローチ。エフェクチュエーションが伝える起業家精神とは、 ❌未来予測などの市場調査は嫌い ⭕ビジネスとはつむぎだすもの。出会ったステークホルダーと相互作用してビジネスが変容することもよくある。 ⭕仲良くなったステークホルダーは、やがてフォロアー、社員、お客様、ファウンダーに変容していく。 そういえば、日本にもあった 袖擦り合うも多生の縁。彼女から言わせると「関心を持ってくれたステークホルダーに自発的にそのプロセスの一員になることを選択させるプロセスだ」といっています。 特に着目したのは、間主観的相互作用という考え方。 そうか!、別の価値時空間に住んでいるひとに、座標変換(共感、相互理解)を加えて、その人の生き方のプロセスと自分のプロセスを相乗りさせて、相互作用して市場(予定調和でないナラティブな空間創造)を形成していく。 システム✕デザイン思考の思考にピッタリだと思いました、これ使えます。 ※「主観と客観」という概念装置は時代遅れで、次は「間主観性」ではないでしょうか? 書籍:エフェクチュエーション   サラス・サラスバシー Effectuation' workshop TEDxMidAtlantic 2010 Saras Sarasvathy 2021.12.4

システム思考やデザイン思考の概念を俯瞰的に理解したい その2

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 学び始めた時の世界・・・ システム思考、デザイン思考、メタ認知、システムズエンジニアリングを学び初めた当初 は、用語や概念が、体になかなか入って来ませんでした。 ロジカルシンキング クリティカルシンキング デザインシンキング システムシンキング システムアプローチ 多視点、抽象、構造化、可視化 全体と部分、俯瞰と系統 目的手段、原因結果、機能と物理、価値連鎖 etc 用語が頭の中で、バラバラに宙を舞っていました。 私には、メタ的な思考やスキーマが無かったのですから、しかたがありません。 IT系エンジニアでしたが、30年間このような思考には、全く縁が無かったのです。 現在日本のIT系のエンジニアは100万人いますが、ロジカル思考の方がほとんどです。 分ける思考を得意としますので、要素と要素の関係性、システムとシステムの関係性などを 見失うことも多くなります。 結果的に、(見えていない)要素間で引き起こす「振る舞い」が問題を起こしたとしても それを解明することは、難しいのが現実です。 学び始めた後の世界・・ 用語や概念が頭の中でバラバラに宙を舞っていましたが、徐々に、概念のまとまり単位で、 棚に入るような感じがでてきました。見慣れてきたことも事実です。それを前提に物事を考 えるような時間が増えつつあります。 そもそも、知らなかった概念、方法論が使えるようになるとは、どういうことでしょうか? 問題を解決するには、プロセスが必要です。思考することでプロセスが生まれます。思考す ることでプロセスを生み出しますが、それには方法が必要です。 その抽象的な方法を具体的に実行するにはツール、道具が必要です。 学習者が、問題解決やデザインを実行する(プロセス、方法、スキル・・)には、スキルが 必要です。単体で活用できるスキル、スキルが集合したものをコンピテンシー(形式知と暗 黙知を含みます)といいます。 バラバラに見えた概念や用語が、体に馴染んでくるには体験して理解する時間が必要です。 これらが定着し、仕事でコンピテンシーや方法論を駆使して、目的を達成するためのケ ーパビリティが、ようやく発揮されて成果を出します。 システムデザインマネジメント学には、これらが用意されています。 やる気と時間と場が必要です。 ある集中した時間を投入して、ロジカル思考を超える次世代の思考能力、創...

イノベーションアーキテクトは「思考プロセス」を求めている

1.イントレプレナーの流儀   旭化成の高度専門職として「グループフェロー」「シニアフェロー」を務め、現在 BtoB の製造業における新規事業創出に必要な「思考プロセス」の研究・開発を進めている山下氏。自身の経験から得たイノベーション思考を抽象化して、再現性の高い思考プロセスに落とし込もうと努力していることが、webサイト 「イントレプレナーの流儀」 で発信されています。 弊社は、山下シニア イントレプレナー(イノベーション アーキテクト)の長年のイノベーション成果を「思考プロセス」として振り返る貴重な機会に参加させていただき、ワークショップやシステムズエンジニアリング活用などの議論をさせていただきました。 2.出会い  2016年11月富士ゼロックスさまが主催したバーチャルハリウッド協議会のワークショップ講師として、コンセプトフレームワークのファシリテーションを実施させて頂いたことがきっかけで、お付き合いが始まりました。イノベーション創出のための「思考プロセス」の研究・開発の基盤として、SDM学(システム✕デザイン思考、システムズエンジニアリング)が活用できるのではないかということでした。  「思考プロセス」の対話では、イノベーション創出のフレームワークの開発に、SDM学がどう活用できるかの議論を行いました。ワークショップを行ったり、私の苦労談(統合CADシステム開発をした時にシステムズエンジニアリングのような異分野横断の開発方法論を本当に必要としたこと)やシステムズエンジニアリングの効用(多視点で同時並行の思考空間を獲得することができる能力獲得)などの話をさせていただきました。 3.今後の期待 弊社は、システムズエンジニアリングを次世代の問題解決方法論(思考行動プロセス)として、自由に活用できるケーパビリティの高い人材の育成に、貢献していきたいと思っています。                                       以上